琉球さんは前節鳥取戦。両チームともしっかりとしたビルドアップとそこに対する守備の対策が施され均衡した時間が続いたが、27分CKのこぼれ球を拾ったCB鈴木選手が左足を振り抜き今季初ゴール。追加タイムにもFKからアークで合わせた重松選手のヘディングがゴールに吸い込まれ移籍後初ゴール。
後半早々ビルドアップのミスを佐藤選手が突き代償を払った大城選手が決定的機会の阻止で退場。しかし61分ゴールキックからの競合いの拾った高柳選手が囲まれながらも左足で突き刺し追い上げると、数的不利の鳥取さんが局面の激しさを増し緊張感の高い時間が続いたが、90分に武沢選手のクロスから庵原選手が押し込み勝負あり。琉球さんは休み明け3連勝となった。
琉球さんは今シーズン、ガンバから移籍してきた藤春選手を3バックの左に起用する攻撃的な姿勢で上位を狙える位置で推移していたが6月に3連敗、さらに最前線で快足を活かしJ3得点王を走っていた白井選手が移籍し3連敗。しかし休み明けは持ち直し3連勝しプレーオフを狙える位置にいる。
休み明けの3連勝はいずれも保持がうまいチーム。4バックに変更し積極的な守備も取り入れ結果にも現れているのはいい流れである。シーズン途中で戦力のキモが抜かれる厳しい状況だったが、新たなアプローチで仕上げてくるのはさすがの金監督である。
説明不要のバンディエラ富所選手。右足のキックで虹を描く。
そして琉球さんの守備力の向上に貢献している両SH。運動量と強度の高さで相手のビルドアップに噛みつき、攻撃時には中央に入り富所選手との連携で攻略を狙う。
前節鳥取戦は、展開力のあるボランチ2枚の前に2トップが立ちボールを入れさせない事をメインに初期配置した。岩手戦では宮崎さんがやった形が参考になるとは思うが、2トップを縦関係にして両SHを前に出し3+1に監視する形もできる。琉球さんの出方を見てみる事としよう。
残留を争うチームとの連戦を前に監督交代という決断をした岩手。結果を出せなかったのは致し方ないが、星川監督のやりたかった事を表現する時間が少なかったのは問題だろう。
今節は琉球から移籍中のCB山内選手は出場できない。琉球さんの守備に対しどう前進していくか。1日準備期間が少ない中どれだけ不安を取り除けたか。
タピスタでの試合だからこそ岩手の選手達にはこの言葉を贈りたい。
まくとぅそ~け~ なんくるないさ~
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