こんにちは!
SPORTERIAスタッフの加藤です。
アルベル監督が就任し、J1開幕戦で川崎Fと対戦したFC東京。
0-1で敗れたものの内容は良く、今後に期待を抱かせる試合でしたね👏
個人的には、FC東京の選手のポジショニングに流動性が増したように感じたので、試合中に両チームの各選手がどのような役割を担っていたかを分析してみました💡
分析手順としては、
✅ トラッキングデータからフォーメーションを推定
✅ そのフォーメーション内の各ポジションを誰が担っていたかを推定
✅ 担っていた役割&担っていた時間を集計
という流れです。
対象は、選手交代の発生していない「前半の攻撃時」になります。
まずはFC東京から。
4-4-2 が最も類似性の高いフォーメーションとして推定されました。
その中での各役割の分担を推定した結果が、以下の表になります。
メインで担った役割を赤く塗りつぶしています。
さらに、メイン以外の役割で担った時間の比率が5%以上のものを青く塗りつぶしてみました。
例えば松木玖生選手は、RSHの役割を75.2%、RCFの役割を12.2% 担っていたと推定されています。
対戦相手の川崎のほうも見てみましょう。
こちらは 4-1-2-3 が最も類似性の高いフォーメーションとして推定されました。
続いて役割の分担です。
山根選手が RSB(82.3%)と RWG(6.4%)となっており、攻撃参加の特徴が出ている気がしますね💡
さて、流動性をどう定義するかは非常に難しいところです…🤔
今回はあくまで参考基準として、
「メイン以外の役割を5%以上担っていた数」
つまり、”表の中の青く塗りつぶされた数”をカウントしてみました。
FC東京:15個
川崎F:11個
もちろん、これだけでチームを評価したり勝敗に直結するようなデータではありませんが、FC東京の攻撃時の流動性を感じることができる一要素とは言えるかもしれません?
明日のC大阪戦でもどんなサッカーを見せてくれるか、楽しみですね✨
コメント(6)
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Dragon
2022/3/6 10:55
分析方法がとても参考になりました。
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SPORTERIAスタッフ
2022/3/6 22:44
Dragon さん ありがとうございます🧡
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Takuto Murayama
2022/3/7 11:46
トラッキングデータから類似性を元にフォーメーションを推定するのは斬新でした!
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ぴくしー
2022/3/7 23:02
SPORTERIAスタッフ様、非常に今日深い内容でした。コメント的なものを別ブログに記載しましたのでご確認下さい。
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SPORTERIAスタッフ
2022/3/10 21:24
シメリーニョさん ありがとうございます!
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SPORTERIAスタッフ
2022/3/10 21:25
ぴくしーさん
「流動性を調べるためにこういうアプローチで行く」、という発想が参考なりました。流石です。
今後も参考にさせていただきます。
分析の観点や発想は人それぞれなので、持ち寄って活かし合えるのが楽しいですね!
類似性を判定するために使った各フォーメーションのデータがどのように構築されたかも気になります…
フォーメーションは、自前で用意した20数種のフォーメーションのテンプレートとマッチングしています💡
(なので、フォーメーションの分類までトラッキングデータからされているわけではないです)
追いブログありがとうございます💖
拝見させていただきました✅