する前に、鹿児島さんのクセがすごい!

基本スタッツフォーメーション図


ポステコさんの薫陶をうけたパパス監督のスタイルは、マリノスで優勝した2年目後期を見ているようで、開幕戦にして強烈なインパクトを残した。

後ろからしっかり繋ぐ鹿児島さんに対し、プレスをかけるものの、横幅いっぱいに立つ両ウイングからの攻撃に手を焼き、2分で先制され主導権を握れなかった。54分の最初の交代から、1ー4ー4ー1ー1に変更し、ズレを少なく人を見る形にしてから、流れを掴み2点差をひっくり返したのだから、個人の力量は高いという事である。

鹿児島戦はボールを握れなかったものの、ハイプレスの意思が潰える事はなかった。6番がボランチに下りる1トップになる時間が長かったが、次の試合では3バックを3枚で捕まえにくる可能性もあるので、後ろのボール運びで開幕戦試みた形が使えるかどうか見てみよう。

あと、CKの守備は全員が下がってゾーンで対応していたが、ここも修正してくる可能性はある。

パスソナー・パスネットワーク  ヒートマップ - 可児 壮隆攻撃スタッツ - 魚里 直哉攻撃スタッツ - 安藤 一哉     


攻撃のスタイルというものを出せなかった試合なので、核となる選手のデータを紹介。

ボール回しの中心の7番可児選手。

両サイドの仕掛けは脅威。

特に左利きの右ワイド8番安藤選手は要注意。


最後に、12日に亡くなられた宮川侑也トレーナーのご冥福をお祈りします。