内容は負けていなかった。ゼムノビッチ監督の言葉がこの試合を物語っている。サッカーは理不尽であり、難しいものである。
2週間振りの讃岐さんは、2トップアンカーシステムに戻した。ビルドアップ時にはIH佐々木選手も下りてきてボール回しがスムーズになり、FWが2枚いる事でゴールに向かうパスも出せるようになり、狙いとするサッカーを表現できていた。
キレ味鋭いターンで翻弄した中村亮選手、チャンスシーンを創出し、ゴールになるシュートを放った育成型移籍中の中村駿太選手など、若くて光るモノがある選手が多い讃岐さん。自信と勢いが出ればこのチームは伸びると試合を見た方は感じただろう。来年誰が指揮されるかわからないが、プランと配置で勝機を見いだせたこの試合はいいきっかけになっただろうし、今後の課題もはっきりしただろう。
竹内選手、高木選手現役生活お疲れ様でした。
個のチカラを最大限に活かし勝利を掴んだ岩手。試合をコントロールしていた讃岐さんにとって和田選手の見事なトラップからのゴールはダメージが大きく、そこから短い時間で連続失点してしまった。特に2点目のFKは用意したものではなく、直前でイメージをすり合わせたプレーなのだそう。数試合前の試合で佐々木選手にFKを任せたりなど、この所の中村選手の心眼には驚くばかりだ。イエローカード累積リーチの選手を交代するマネジメントを行ったが故に失点をしてしまった事はもったいないが致し方ないとは思う。
試合終了直後、カメラに抜かれた牟田キャプテンの表情の意味する所は何か。追う者と追われる者、マインドが変化して迎える1週間。その先にあるはずのヒカリを探して。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2021/11/25 20:24
開始早々のチャンスで讃岐さんが決めていたらどうなっていたか…というのはありますが、見事なシュート3本で3得点の畳みかけ方でしたね!
特に1点目のブレンネル選手のパスは"優雅さ"を感じました👏