現在20位のチームが、下の順位のチームとのホーム2連戦。

前節までの対戦成績得失点パターン


PA内への進入傾向被PA内への進入傾向

大宮さんは前節金沢戦は同じフォーメーションの戦い。1-4-4-2のコンパクトなDFラインを形成するものの、金沢SBにボールが入った時のプレッシャーが少し遅れ、そこの修正ができないまま、クロスボールや大外サイドの崩しでピンチを招いた。DF勢の踏ん張りで耐えていたが、86分の見事なミドルシュートで敗れてしまった。

パスソナー・パスネットワークエリア間パス図

時間帯別パスネットワーク図攻撃スタッツ - 河田 篤秀

相馬監督になり、コンパクトな守備で失点は抑えられている。しかし、得点がなかなか奪えない。それは2トップが競り合いで起点を作れず、下がらざるをえない状況が影響していると思われる。ボールを握る事を前提としていたチームであったが為に、ボールを奪って縦に速くという攻撃がなかなかうまくいかず、SHにボールを預けるという所がチームの落ち着き所になっている。岩手戦はボールを握る展開が予想されるが、ボールを受けられる河田選手の使い方が、この試合の流れを作るかもしれない。

攻撃スタッツ - 奥山 洋平攻撃スタッツ - 中村 太亮

岩手としては、大宮さんの出方を注視しながら対応していく形となる。暑さの残る18時KOではあるが、プレスを前からかける時と、ブロックを組む時のメリハリ。奪ったボールはSBの裏で起点を作るのか、CFに強い選手を使いそのエリアで勝負するのか。栃木戦は想定外の事が起き、ゲームをコントロールするフェーズにおける脆弱性を露呈した。

大宮さんが勝利をより欲する状況となったこの試合。状況の見極めがより必要となってくる。