前節はサプライズを起こしたが、今節は連敗中のホームでの岡山戦。
岡山さんは前節千葉戦。DFラインからボールを繋ぎ、サイドから糸口を見いだそうと展開していく。後半に入り、チアゴアウベスを投入し、3バック2トップの形に変更し、前線の厚みを増して、右からのクロスから先制したものの、相手ゴール前からのカウンターに中盤で止める事ができず、ホームで痛い引き分けとなってしまった。
前節まで3試合スタメンを変えていない。このスタメンは攻守におけるバランスがいいので、岩手戦もなにかがなければスタメンは変更しないだろう。前節の千葉さんと同じ並びではあるが、岩手はハイプレスでくる事が予想されるので、ヨルディバイスからの縦パスのケアと、SBにボールが入った時にどういう守備を仕掛けるかは注視したい。今節はモレラトが出場停止。CFの代わりの選手にはモレラトのような守備の献身さを持った選手はいない。ファーストDFがハマらない時は苦労する展開になるので、この時間を我慢できるか。
岡山さんがチアゴアウベスを投入した際に3バックに変更すれば、岩手とすれば後ろの見る選手がはっきりする形となるので、岡山さんの攻撃力は上がるが、岩手としても守備強度を出しやすい展開となるので、この辺の岡山さんの考え方は見てみる事としよう。
前回対戦時はオーストラリア代表に招集されていたミッチェルデュークの攻守における貢献度は計り知れない。前線からのチェイス、ビルドアップが苦しいときは下りてきてのポストワーク。その業務量故に得点数が伸びていないが、彼から目を離すと非常に危険である。
セットプレーのキッカーでもある両SBのキック精度は非常に高い。低い位置での組み立て、前に上がってのクロスボールをなるべく蹴らせない事が重要である。前節はミチェルデュークの裏にいたチアゴアウベスに逆足で見事なクロスを合わせた。
セットプレーで脅威となる両CBや、途中加入でレギュラーGKを確保した堀田選手や、今やトップ下として欠かせない18歳佐野航大選手など、一人一人のポテンシャル、それを司る木山監督の手腕。スキの見えない本当に手強いチームである。
夏本番8月に入ったばかりとはいえ、シーズンは残り三分の一。相手の状況も鑑みながら、勝ち点を積み上げていかなければならない。常に3を狙うだけではなく、1を得るという選択肢という状況も出てくるだろう。そういう決断ができるか。ベストの相手から勝ち点を得るのは容易ではない。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2022/8/6 12:11
今季の岡山にはパワーというか、迫力を感じますね!
特にセットプレーでリーグ2位の15得点と、膠着した試合を勝ち切る手段を持っていると思います💪
>ミッチェルデュークの攻守における貢献度は計り知れない
ピッチ全体に渡ってチームを助ける献身性、大好きです!
岩手はモレラト選手が出場停止ということで、チーム全体でカバーしながら岡山のパワーを時には受け止め、時には受け流して前節のようなゴールに繋げて欲しいです⚽