前節ホーム初勝利となった岩手。今節は讃岐でのアウェイ戦。

前節までの対戦成績得失点パターン

讃岐さんは前節富山戦。４－４のブロック守備からチャンスを伺うも、ＤＦ裏にでたボールにＧＫがヘディングでクリアするも、ボールが相手にこぼれてしまい失点。その後も、今シーズン喫していなかったクロスとスルーパスからの失点で、７試合勝利無しとなってしまった。

パスソナー・パスネットワークエリア間パス図

攻撃スタッツ - 赤星　魁麻攻撃スタッツ - 江口　直生

讃岐さんは水曜日に天皇杯を戦った。Ｊ２磐田に敗れたものの、攻撃面でポジティブな内容だったという事を米山監督が語っており、Ｊ３リーグ最少の１２試合で７点という課題の攻撃力に何かヒカリが見いだせたのかもしれない。

水曜日はお休みだったＦＷ赤星選手は敵陣空中戦での勝率が高い。彼へのロングボールでの陣地回復ができるかどうかは、この試合でのポイントになる。

水曜日も連投となった江口選手の右足の精度は、２０２０シーズンに何度も見た。讃岐さんの総得点の半分はセットプレー。そういう状況をなるべく作らせない為にも、ゲームの強度・球際というベースの所の戦いが重要になる。

攻撃スタッツ - 佐藤　未勇攻撃スタッツ - 斉藤　諒

先週日曜から天皇杯で休ませられた選手はフィールドの選手で２人。米山監督も少数精鋭と語った現状では、岩手としては讃岐ホームとはいえコンディションの面での優位性は明らかで、試合の入りからボールを保持しながら相手を疲弊させるか。中３日の讃岐さんは、対策を練る時間も少なく、新しい事をしてくる可能性は少ないだろう。

優勝昇格という目標を掲げる上では、アウェイとはいえ条件がいい中で勝ち点を落とすわけにはいかない。４－４低めのブロックを組む前々節の宮崎戦ではゴールだけが奪えなかった。

主導権をいかに握るか。得点を奪えない事でプレッシャーがかかるのは岩手サイド。