北九州さんは前節松本戦。北九州さんがビルドアップしようとするが、松本さんのプレッシャーになかなかうまく運べず、松本さんのペースになるも、北九州さんも4-4の守備ブロックをベースにしつつ高い位置からのプレスで挽回しようとし前半はスコアレスとなったが、後半開始とともにギアを上げた松本さんのセットプレーの連続に耐えきれずオウンゴールで失点。攻撃のカードを切ったものの流れを掴む事ができず、5試合得点なしの6連敗となってしまった。
今シーズンから就任した田坂監督は、4ー4守備ブロックとハイプレスを中心とした形で進んだが得点がなかなか奪えず下位に低迷。9月に入って小林伸二SDが監督を兼務する形となり、初戦は勝利したもののそこから8戦勝ちなし。19位相模原さんとの勝ち点差12で、今節にも20位が確定してしまう可能性がある。しかし、失点数は首位愛媛さんとほぼ同数。J3リーグ最少の得点数23という所が問題というのは明らかである。小林監督は
「残り7試合くらいから選手には『今を大事にして来季につなげよう。今は苦しいけど、しっかりとチームをつくっていこう』と話してきました」
田坂さんの守備ベースはそのままに、攻撃の所でビルドアップの所を改善しようというのが見られるが、2CBで運ぶ以外に明らかな形が見られないのが気になる。全試合スタメンの右SB村松選手が加わる形や、SBを上げてボランチ若谷選手が下りる形が見られたが、岩手戦ではどうビルドアップを構築するか。2CBとボランチだけでは岩手の守備にハマってしまうので、琉球戦や鳥取戦を参考にしてくるのかどうかは見てみる事としよう。
最前線の人選は固定されていないが、両SHは脅威となる。左サイドからのカットインがある10番岡田選手と、前回対戦でゴールを決められた野瀬選手。最前線で起点となれる選手がいない中、両サイドからの突破が得点のカギになる。
前回対戦では北九州さんのプレスにビルドアップのミスで失点し敗れた岩手。今回は北九州さんがボールを保持する展開が想定されるが、鳥取戦で出た守備の課題をどう修正してくるか。
ミケルアグという強烈な存在が最終ラインにいるが、どう攻撃の起点を作れるか。北九州さんにボールを握られ自陣にクギズケとなればアグの強さが活きる形になる。チームとしてどういう守備のプランを立てどう攻撃に繋げていくか。最前線の起用にヒントが見えてくる。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2023/11/11 11:56
過去の対戦成績は1勝6敗、特に直近4試合全て1点差で負けているので、何としてもここで勝利したいですね!
>攻撃のカードを切ったものの流れを掴む事ができず、5試合得点なしの6連敗となってしまった。
5試合無得点はキツイ…。
そんな中で先に失点するとガクッと来そうなのもあり、開始直後に岩手側がどう仕掛けるのかも気になっています。