前節までの対戦成績ゴール期待値

讃岐さんは前節松本戦。4-4のブロックで松本さんの攻撃に対峙したがサイドからクロスを上げられる展開に。途中から松本さんのビルドアップに対し左SH吉田選手が最終ラインに下がる5バックで監視する形に変更し守備を安定させた。38分にビルドアップのミスからPKを献上したが久しぶりの出場となった髙橋選手が見事に読み切りセーブ。後半はカウンターとサイド攻撃で打開を試みたがスコアレスドローで終了した。

パスソナー・パスネットワーク得失点パターン

今年から就任した米山監督は、4-4のブロックを基本とした粘り強い守備からチームを作り、来シーズンも指揮を執る事が発表された。得失点は下位2チームとほぼ変わらないが、ホームで8勝を取り16位で最終節を迎える。

前回対戦では天皇杯からの連戦となった森本ヒマン選手の裏への抜け出しで恐怖を与え、契約満了が発表された後藤選手の間で受けてからのミドルシュートで勝利した。

攻撃スタッツ - 川西 翔太ヒートマップ - 川西 翔太

攻撃スタッツ - 冨永 虹七攻撃スタッツ - 金井 貢史

J3リーグ最少得点の讃岐さんだが、夏のウインドーで攻撃の2枚が加入した。

川西選手の上手さは説明の必要はないだろう。チーム事情でボールに触れられる機会は少ないが神出鬼没な位置取りでチャンスを作る。

冨永選手は今年神戸ユースから昇格しルヴァンカップでは出場機会を得ていたが育成型での移籍。7試合でチーム最多の4ゴールを奪っている。松本戦は途中から左サイドでの守備のタスクが増し中々最前線で起点を作る事ができなかったが、フィジカルもしっかりしていて何でもできるといった印象だ。来季はACLが控える神戸さんにひとまず帰る事が濃厚だろう。

攻撃スタッツ - 吉田 源太郎攻撃スタッツ - 川崎 一輝

攻撃スタッツ - 江口 直生エリア間パス図

讃岐さんは今シーズンボール保持率が高い10試合は勝てていない。前節松本戦でビルドアップのミスからPKを献上したが、ボランチ長谷川選手の出場停止でチャンスを得たルーキー竹村選手の左足や、セットプレーを蹴る江口選手の右足のキックでボール運びの安定を図りたい所だ。

この試合は特に先制点が重要となる。サイド攻撃のキーマンである吉田選手と右SBに入るであろう川崎選手の推進力とクロスには気をつけたい。

両チームとも監督の来シーズンの指揮が決まっている。これまで積み上げてきたものの成果と、来シーズンの目標となる昇格へ向けた課題が見られる試合となるだろう。進むべき道を明確に提示し希望の持てるシーズンオフを迎える事ができるか、両監督の用意したプランに注目して見てみよう。