2022明治安田生命J2リーグ 第2節

水戸ホーリーホック 2-3 ベガルタ仙台

会場:ケーズデンキスタジアム水戸

観衆:4,673人


《得点》

16' 木下 康介

34' 仙台

74' 仙台

77' 高井 和馬

90+5' 仙台


《スターティングメンバー》

フォーメーション図


《基本スタッツ》

基本スタッツ


相手を上回る23本のシュートを放つも勝点は0、スタジアムに多くのステークホルダーもいたであろうホーム開幕戦で勝てなかったことはとても残念。

でも結果を受け入れなければならないし、いい面もたくさん見られたゲームだった。


第1節が先方の事情で中止となった水戸だったが試合の入りからバタつく様子は見られず、16分に先制。ボール奪取からギャップでパスをつなぎ、曽根田選手の美しいターンから木下選手のシュートまで連動したすばらしいゴールだった。


追いつかれて迎えた後半も立ち上がりから決定機を作れていたし、ベテランが多くスピードにも長けているとは言えない相手守備陣へ56分に高井選手、村田選手の投入で推進力を高め、66分にはCF2枚替えのマネジメント。競り合いで戦える梅田選手、裏抜けに長けた唐山選手はゴールへの意識も高く相手にプレッシャーを与えた。若い二人だが投入直後からしっかりゲームに入れるマインドセットを含めたチーム力も感じさせてくれた。


74分に逆点を許すがすぐに高井選手のボールスキルを生かした突破からの力強いゴールですぐに追いつき、惜しまれるのはこのあとのいくつかの決定機で仕留めていれば、というところ。


《ゴール期待値》

ゴール期待値

ここは試合後の秋葉さんのコメントにもあったが、今後に期待していきたい。


試合を通しての課題は自エリア、サイドの守備。特に右は後手に回る場面が散見され、1失点目もここを起点にされてしまっていた。


《エリア間パス図(仙台)》

エリア間パス図



むかし笠松で、Ksスタの柿落としでも苦渋を舐めた仙台に今回も勝つことはできなかったけれど、見ていてあの頃感じたような気持ちになることはなかった。

さすが秋葉さんが鍛えた選手たち、J1降格組にも一切臆することなく勇敢で、局面でも相手に勝つところをたくさん見せてくれたのが嬉しい。


願うのはこの若いチームが早く結果を得てほしいということ。

延期になった大分戦を3月9日(水)、13日(日)には横浜FC戦と厳しいアウェイ連戦を控えるスケジュールを思えば、次節の秋田戦はとても重要になる。