オリジナル10で、30年間J1で闘っている2チームの対戦。

とはいえ、戦績は随分差がついていて、マリサポ目線では、いつもやられている印象。

シーズンダブルは2006年以来とのこと。


基本スタッツゴール期待値


ただ、今日の試合は、2-0という数字以上の完勝で、

もっと点差がついてもおかしくなかったかな、という試合。


ただ、このゴール期待値を見れば分かるように、前半8分に上がっている鹿島の決定機、

このとき、ゴールまで土居聖真が空振りをして得点にはならなかったのだが、

ここで鹿島が先制していたら、ゲーム展開は随分違っただろう。

ヒートマップ - 土居 聖真攻撃スタッツ - 土居 聖真


今日のマリノスは、誰が良かったというよりも、みんな良くて、

運動量多く、スペースを見つけてワンタッチでパスを繋ぐので、

密集したところで、細かくパス交換して、敵を引き付けたところで、前へのロングパス。

いつもよりもロングパスが多かったので、パスの本数自体もいつもよりは少なかったか。

パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク


興味深かったのは、

鹿島が終始ゆっくりとプレーしていたこと。

最初から、GKは、ゆっくりとロングボールを蹴っていて、ビハインドでもそれは変わらず、さほど急ぐでもない。スローインも時間をかける印象。

暑いことも有るから、アクチュアルプレイングタイムを減らしたいのかな、なんか中村俊輔がいた頃のマリノスみたいだな、と思って見ていて、

それが、両チームの走行距離の違いにも出ているかな、と。


最後に、宮市亮のこと。

日本代表線で、宮市亮が3度めの靭帯断裂、という大怪我。

その事もあって、マリノスの選手たちは、必ず勝利を得て、宮市に勇気を与えたいと気合が入っていたし、

また、宮市のコメントが試合後のビジョンで流れたり、

サポーターからのメッセージ(横断幕)と一緒に、選手たちが記念撮影したり、と、

とても、温かな雰囲気だった。


とても幸せな時間だった。