5連戦の第4戦目。

優勝に向けて、負けるわけにいかないが、

残留争いを争っている京都は、順位に関係なく強い気持ちで闘ってくるだろう。

そして、今年のマリノスは、ホームでは滅法強いが(日産で10連勝、無失点)、

アウェイでは勝ちきれない試合が少なくない。


まず、注目はスタメン、

フォーメーション図フォーメーション図フォーメーション図


順番に、9/3のFC東京戦、9/7の湘南戦、9/14の福岡戦のスタメンで、

GKを除くと、3連闘が、エウベル、西村、小池龍、エドゥアルド、岩田、そのうえ、岩田とエドゥアルドはフル出場。

直近2試合の連闘が、アンロペ、水沼、なべこ、そして、早い時間に交代出場したジョエルもほぼほぼ2連闘。


そこにくわえて、西村が怪我ということもあり、この試合のスタメンが気にかかる。

普通に考えれば、ファーストチョイスは、マルコスだが、マルコスが出場すれば、外国人枠の関係で誰かをベンチ外にする必要があり、悩ましい。


シーズンを通して、「誰が出てもマリノス」と積極的なターンオーバーを使ってきたマスカット監督だが、ここにきて、メンバーを固定しつつ有る印象。

選手の疲労も気にかかる。しかも、今日は残暑が厳しそうだ。


PA内への進入傾向被PA内への進入傾向


マリノスの攻撃パターンと、京都の守備パターンの比較。

マリノスからみて、

マリノスは、満遍なく進入しているが、特筆すべきは左サイドのパスと中央のパス突破。

左サイドは、エウベルのキープ力から、時間を作って選手が複数進入して崩して最後はマイナスのパス、というのが得点パターン。

ここ2試合は、下位チームで5バックで引いて守るチームだったので、クロスを上げても、跳ね返されるから、守備選手の間、間で、斜めのワンツーで抜け出すパターン。福岡戦のアンロペの得点は、まさにこのパターンで、守備が何人いても、ワンツーで抜けてしまえば、問題ない、という崩し方。


逆に、京都の守備パターンとしては、

マリノスから見て、左サイドからのドリブル進入、右サイドからのクロスを許すことが多い。


これは、マリノスから見れば、左サイドにキープ力のあるエウベル、ヤンマテ、どちらも、パスもドリブルも得意。そして、右サイドには、クロス職人水沼。

スタメンなのか、途中出場なのか、いずれにしても、楽しみだ。

マリノスのストロングポイントと京都のウィークポイントがマッチする形なので、圧倒的に攻撃は支配できそうだ。


あとは、決定力か。


私のスタメン予想としては、


     レオ

エウベル マルコス 仲川

  ジョエル 喜田

永戸 畠中  岩田 松原

     高丘


ベンチ

オビ

角田

なべこ

小池龍

水沼

アンロペ

ヤンマテ


で、エドゥアルドが外れるような気がするが、どうだろう。

右CBがいないのがマリノスの悩みで、現時点では岩田は代わりの利かない選手。

角田でスタートして、ダメなら、途中から岩田に変える、というのはアリなのだが・・・

宮市が離脱しているので、エウベル、ヤンマテも代わりがいない。ヤンマテの守備のポジショニングがまだ定まらないので、エウベルを長い時間使わざるを得ず、エウベルの疲労も心配だが、ここも我慢のしどころ。(実際、ここ数試合、キレが落ちている)


中盤は、ジョエル、喜田、なべこで回せるし、山根が戻ってくれば4人いる。

SBは、永戸、小池龍、松原、小池裕で、もう一人欲しいところだが、ここもなんとかなるだろう。

やはり泣き所は、CBとトップ下で、首位にはいるものの、怪我人が多く選手層が厳しい。


京都戦、そして、策士ペトロヴィッチの札幌戦は正念場になる。