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先日【「ボール支配率」の巻】

https://sporteria.jp/blog/yagoto-10/6713248015009714177で、横浜FMは「走力にものを言わせたボール支配」であると述べたところである。これに関して、もう少しレビューさせていただく。


前回のブログで横浜FMは総走行距離とスプリントは18チーム中1位であり、走力を生かしたボール支配であると述べたため、その部分にもう少し焦点を当ててみる。


下記グラフは横浜FMの2020シーズンボール支配率別平均総走行距離である。

横浜FMのボール支配率はJ1リーグで最も高いが、ボール支配率が低い方が総走行距離は長いことが分かる。しかし同時に「相手に走らされている?」という疑問が生じる。ということで上記グラフを更に勝点別にしたものが下記グラフである。

ここで突出しているのがボール支配率40~50%未満の勝点3の場合である。全ての中で最も総走行距離が長い。「ボールを支配出来なければ走力でカバーして勝つ」という図式が見える。全てのボール支配率の項目で勝点0の場合は総走行距離が最も短い。相手に走らされているようには見えない。


下記グラフは同様にボール支配率別平均スプリント回数である。

前述した総走行距離よりも更に分かりやすい。ボール支配率が高くなるほどスプリント回数は減っている。しかし同時に総走行距離同様に「相手に走らされている?」という疑問が生じる。ということで上記グラフを更に勝点別にしたものが下記グラフである。

こちらも総走行距離と同様である。ボール支配率が低い場合はスプリント回数でカバーし勝点3に結びつけている。また勝ち試合よりも引き分けや負け試合のスプリント回数が少なく、相手に走らされているようには見えない。


次はボール支配率別平均パス本数である。

こちらも分かりやすい。パス本数が多くなればなるほどボール支配率も高まる。


以上を相関係数としてまとめたのが下記表である。

ボール支配率に最も有効なのはパス本数である。パス回数とスプリント回数は弱いながらも負の相関関係にあり、パスが少なくなればスプリント回数が多くなる。同様にスプリント回数とボール支配率も負の相関関係にあり、ボール支配率が低くなるとスプリント回数が多くなる。総走行距離は相関係数としてあらわすとほぼ無相関になる。


先日【「ボール支配率」の巻】

https://sporteria.jp/blog/yagoto-10/6713248015009714177で、横浜FMは「走力にものを言わせたボール支配」であると述べたが、少し掘り下げただけで違った様相が見えてくる。横浜FMは「走力にものを言わせたボール支配」ではなく「パスとスプリントによるハイブリッド型のボール支配」と訂正させていただく。


いつもながら、分析に使用するデータはFootball LABさんから拝借しました。https://www.football-lab.jp/