本日も投稿させていただきます。

先日サイド別ポジション別CBPの巻 | SPORTERIAで「LSHがドリブルで攻め、RSBがボールを奪う」と記載しました。LSHとRSB、どういった選手の数値が高いのか調べました。Football LABさんのデータ上、LSH、RSBとして720分以上出場した選手を対象にしました。

LSHの平均ドリブルCBPのベスト10は下表の通りになります。

1位は三笘(川崎F)選手です。途中出場が多いため、データ上LSHで出場した時間は短いです。しかし三笘選手の1位は納得感があります。ハンパないほど納得しています。2位以下10位までそうそうたるメンバーが続きます。我が名古屋グランパスの相馬選手、マテウス選手が3,4位にランクインしているのはうれしいことです。

次はRSBの平均奪取Pのベスト10です。

ポイントにすると、ドリブルCBPと奪取Pは大きな差がありますね。

1位は小池(横浜FM)選手でした。2位に2ポイント近い大差をつけています。2位は優勝した川崎Fの山根選手。4位には我が名古屋グランパスのオ ジェソク選手がランクインしました。こちらもうれしいです。

では1位の三笘選手と小池選手、直接対決したらどうなるのでしょうか?矛盾(ほこたて)対決といったところです。

調べたところ、2020シーズンに1回だけ直接対決がありました。第14節 横浜FMvs川崎Fです。この試合では三笘選手がLSHとして先発出場し73分間プレーしました。小池選手はRSBとして先発フル出場しました。三笘選手の出場時間は小池選手よりも短いですが、直接比較しても充分であると勝手に解釈しました。この試合の両選手のCBPと「ポジション関係なく2020シーズンに出場した際の全平均CBP」を比較しました。第14節のCBPが全平均を上回ればこの試合で活躍した(相手選手に勝った)だろうし、下回れば相手選手に押さえ込まれただろうと推測できます。結果は下記の通りです。

三笘選手はパスCBP以外は100%を超えています。注目のドリブルCBPは239.5%で、平均を大きく上回りました。活躍したということです。一方小池選手は100%を超えたCBPは少ないものの、奪取P、守備Pともに100%を超え、守備で活躍していることが分かります。ドリブルCBPはなんと1,003.3%を記録しています。三笘選手の攻撃の数値と小池選手の守備の数値を比較すると、「LSHがドリブルで攻め、RSBがボールを奪う」という構図においては引き分けかなと思います。


川崎F 3-1 横浜FM 得点 川崎F:家長、三笘② 横浜FM:マルコス ジュニオール

これが第14節の試合結果です。三笘選手が2点を挙げ、川崎F勝利に貢献しています。CBPで判断すると引き分けかなとも思いましたが、試合結果を見たら、やはり三笘選手の勝ちかなと思います。

まとめ

今回の矛盾(ほこたて)対決、LSHとRSBの対決は引き分け、三笘選手と小池選手の対決は矛である三笘選手の勝利ということにします。表現が難しいです。

三笘選手の活躍ぶりは下記Youtubeでご覧下さい。

【公式】ハイライト:横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ 明治安田生命J1リーグ 第14節 2020/9/5 - YouTube


いつものことながらFootball LABさんからデータを借用しました。