広島に負けたのが悔しいので、試合を見ていない中でレビューするのも忍びないとは思いますが、田舎者で試合を見る環境に住んでいないという理由をこじつけレビューします。

いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。

使用したデータは2022シーズンJ1リーグ サンフレッチェ広島・名古屋グランパスの下記項目データです。

30にわたる項目を使用しました。Football LABさんのデータには攻撃CBPとゴール期待値もありますが、攻撃CBPはパスCBPとクロスCBPとドリブルCBPを足したものであるから除外、またゴール期待値も、筆者が感覚的に入れない方が妥当だと考え除外しました。計算は広島、名古屋それぞれ行いました。

①2チームが消化した試合の内、当該試合である第16節を除く広島14試合、名古屋15試合の上記30項目の平均を計算する。

②①と同様に標準偏差を計算する。

③①及び②の結果をもとに広島14試合、名古屋15試合、試合ごとの偏差値を計算する(上記30項目)。

④広島、名古屋、各チームの勝・引分・負ごとの平均偏差値を計算する。

⑤第16節の上記30項目のデータを①・②に当てはめ偏差値を計算する。

⑥第16節の偏差値と勝、引分、負との相関係数を求めた。


相関係数を求めることで、第16節の数値データが、勝、引分、負のどれに一番近いのかを求めた。

名古屋は負けるべくして負けたのか、それとも勝ち試合を取りこぼしたのか、そんなことが分かると思う。

相関分析は①全項目(30項目)、②CBPのみ(上表の1~8)、③シュート他下位項目(上表の9~30)の3種類行った。


まず広島から。結果は下表の通りです。黄色のセルが分析方法の内、最も相関係数が高い項目です。

全項目及びシュート他下位項目では勝との相関係数が高かった。CBPのみでは負との相関係数が高かった。シュート他下位項目の数値データは勝に値するものであったが、質が良くないためにCBPのみでは負けに値する数値になってしまったのだろう。全体的には勝つべくして勝ったと言えるだろう。


次は名古屋。

全て引分との相関係数が高かった。名古屋からすれば引分が妥当な数値データだったのだろう。引分と負との差が小さいことから、負ける可能性もそれなりにあったと解釈できる。以上を踏まえて、名古屋は悔しい負けなのかなと思う。


結論

広島:勝つべくして勝った。名古屋:悔しい負け。