毎度のことながらFootball LABさんのデータを借用しました。

今回使用するデータは2022シーズンJ1リーグです。

ブログ名に”季節変動”と記載しましたが、最も暑い8月の話になります。


下記に示すグラフは、月別に集計した全チームの平均値です。



得点は8月が最も多いです。最も少ない4月の約1.5倍です。


得点の大小は勝点につながります。

8月の勝点が最も大きくなります。得点が多く入ることで引分が減り、試合の決着がつくということでしょう。



何故8月は得点が増えるのでしょうか。

攻撃CBPは低いです。



パスCBPも低いです。



クロスCBPは比較的高いです。



ドリブルCBPは低いです。



シュートCBPは平均値に近いです。


以上から、8月における攻撃の指標は低いということが分かります。


端的に示すのが下記グラフです。

8月のゴール期待値は低いです。


それでも8月のゴールは多いです。

ゴールCBPは最も高い数字になっています。攻撃指標は低いにもかかわらず、ゴールCBPがいきなり高くなっています。


次は守備の指標を見て行きます。

奪取Pは低いです。



守備Pも低いです。



セーブPも比較的低いです。


8月は守備の強度が低いように見えます。

攻撃の指標が低くても、守備の指標が更に下回ることによって得点が増えているように見えます。

クロスCBPが比較的多いのは、”崩す”よりも体力的に楽な”クロス”を選択しているのではないかと推察できます。

いずれにしても気温の高さが大きな影響を及ぼしていることは明白でしょう。

8月は大味のゲームが多かったのではないかと推察できます。


簡単ですが、以上で終わります。