前回のブログスプリントと総走行距離の巻 | SPORTERIAの続きです。
前回、下表の通り、スプリントと総走行距離の相関係数を求めました。
相関係数が最も大きい京都と最も小さい磐田を比較しました。
なおこれ以降に出てくる散布図の軸の数値は、比較する散布図ごとに同じ数値を使用しています。
比較しやすいかと思います。
1.全試合
磐田です。
京都です。
磐田と京都を比較すると、磐田の方がバラツキが大きく、京都は小さいです。
相関係数は前述の通りで、散布図も違いがハッキリしています。
2.失点別
次は失点別の平均値から散布図を作成しました。
磐田です。
失点0と複数失点の位置が近いです。失点を0に抑えることも複数失点してしまうことも紙一重のように見えます。
京都です。
失点0はスプリント・総走行距離も値が大きいです。
失点1と複数失点は比較的近い距離にあります。
磐田と京都は上下よりも左右の位置がまるで異なっています。総走行距離よりもスプリントに違いがあるようです。
3.勝点別
次は勝点別の平均値から散布図を作成しました。
磐田です。
勝点0はスプリント・総走行距離ともに値が小さいです。勝点1・勝点3の位置は非常に近いです。勝点0との大きな違いは総走行距離の値の大きさのようです。
京都です。
勝点0,勝点1、勝点3はスプリント・総走行距離ともに値が大きくなることと比例しているようです。バランスが良いように見えます。
あまり深い考察はしませんが、磐田はバランスが悪い、京都はバランスが良いと言えそうです。
最後に2022シーズンの平均失点のグラフです。
バランスが悪い磐田は失点が多く、バランスが良い京都は失点が少ないです。
簡単ですが、以上で終わります。
毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2023/2/14 14:31
2022シーズンにJ1に昇格した2チームが散布図上で対極の位置にいたのは興味深いです🤔
調べたところ、相手チームボール保持時のスプリント回数は
京都が 3864 回で1位
磐田が 2851 回で18位
と、実に1000回以上の差がありました。
守備時のスプリントでピンチをケアし続けたことが少ない失点に繋がったと言えるかもしれませんね。