5月10日までに開催された2023シーズンJ1リーグを対象に計算しました。
Football LABさんの図表データに下図があります。
最近、手計算でシュート位置ごとのシュート数を集計しています。手計算ですので多少誤差がある可能性はありますが、まあ無視することにします。
シュート位置は下図の通り分類しています。
PA内とPA外の図は割愛します。
上記シュート位置におけるシュート本数とゴール期待値との相関係数を計算しました。
結果は下表の通りです。
相関係数が絶対値で0.7以上のセルがピンク色、絶対値で0.4~0.7以上が緑色のセルです。
GA内、PA内、PA外で比較すると、PA内が最も相関係数が高く0.86です。
PA内にはGA内も含んでいますが、PA内よりもGA内の方が相関係数が低いことは意外でした。
下図の通り可視化しました。
PA内のシュート数が多いほどゴール期待値が高くなることが分かります。
相関係数は0.86、決定係数は0.73であり非常に強い相関関係です。
PA内でも左・中央・右とそれぞれシュート位置があります。
相関係数を計算するとPA内左0.34、PA内中央0.86、PA内右0.26になりました。
それぞれ下図の通り可視化しました。
PA内左です。
PA内左の相関は弱いです。
PA内中央です。
非常に強い相関関係です。PA内中央からシュートを打つとゴール期待値が高くなります。
PA内右です。
PA内右の相関は弱いです。
簡単ですが、以上で終わります。
いつもの通りFootball LABさんからデータを拝借しました。
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2023/5/14 15:22
>PA内にはGA内も含んでいますが、PA内よりもGA内の方が相関係数が低いことは意外でした。
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ぴくしー
2023/5/15 22:41
SPORTERIAスタッフ様コメントありがとうございます。期待に応えられるかどうかわかりませんが、もう少し計算しました。https://sporteria.jp/blog/yagoto-10/7063869760387158017
確かに意外ですね!
考えられる要因としては
・GA内のシュートのほうが母数が少ない
・PA内にはペナルティキック(PK)が含まれていて、GA内には含まれていない
あたりでしょうか?
ペナルティキックにはゴール期待値0.8ほど付くので、後者の方が影響は大きい気もします。