毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。

2023シーズンJ1リーグ7月8日終了時のデータを対象にしました。



各チームの平均総走行距離は下表、下図の通りです。

鳥栖が最も大きく唯一12万メートル(120km)を超えています。最も値が小さいのが福岡です。

この値は、各チームの戦術による差が大きいことは明白です。


次は総走行距離において、自チームと相手チームの平均を算出しました。

下表の通りです。


上表を散布図にしました。

相関係数は0.666です。自チームの総走行距離が延びると相手チームの総走行距離も伸びるという関係です。

最初に、総走行距離は各チームの戦術によるところが大きいと書きましたが、相手チームによる影響も大きいようです。

R²=0.444ですので、自チームの総走行距離が相手チーム総走行距離の44.4%に影響を及ぼしている(逆もしかり)こともわかります。

自チームの総走行距離の値が小さくても、相手チームが”走る”チームであったら、相手チームの影響を受けて総走行距離が延びる可能性が高いです。

両チームの平均に回帰するような感じですかね。


自チームと相手チームの総走行距離の差も求めました。結果は下記の通りです。

鳥栖が最も差が大きく5,173m、京都、湘南と続きます。

浦和は-2,374mで、相手よりも2km以上短いです。


簡単ですが、以上です。