名古屋グランパスの2023シーズンデータと比較して、8/13に開催された第23節の数字を確認しました。

着目したのは総走行距離とスプリントです。

「どれだけ走ったか」、「どれだけスプリントしたか」ではなく、相手との差、すなわち「相手よりどれだけ走ったか、「相手よりどれだけスプリントしたか」という視点から考えました。

2023シーズンのデータは下記の通りです。


上記データから勝ち試合のデータを下記に抽出しました。


上表のデータを下図の通り散布図にしました。

8/13鹿島戦は左下に位置しています。総走行距離、スプリント回数ともに相手(鹿島)を下回ったということです。8/13鹿島戦以外は総走行距離、スプリント回数のうち最低でもどちらか一方は相手を上回っています。両指標ともに相手を下回りながら勝利したのは8/13鹿島戦のみということです。

名古屋の勝ちパターンからかなり逸脱した形での勝利だったのではないかと思われます。


把握できる範囲で、監督や選手のコメントを確認したところ、稲垣選手のコメントにそれらしいコメントがありました。稲垣選手のコメントの内一部を抜粋しました。

引用元

【公式】名古屋vs鹿島の監督コメント(明治安田生命J1リーグ:2023年8月13日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)

このコメントを見ても、やろうと思っていたことが出来ずに割り切ってやり方を変えたように思われます。臨機応変に対応できることも現在の順位(8/19時点で2位)という強さの一因を表しているように思われます。


参考までに2023シーズン全試合の散布図も掲載しておきます。

これを見ると8/13鹿島戦は、ほぼ負けパターンであったのを覆したことになります。


サッカーの指標には様々なものがあり、総走行距離とスプリント回数だけで全てが決まるわけではありません。一方で人間の頭には限界があり、指標を多く使用しすぎると限界を超え理解できなくなります。今回は比較的理解しやすい2つの指標を使い考察しました。

簡単ですが、以上で終わります。


いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借し、加えてJ.LEAGUE.jpから画像を引用しました。