こんなのを出していきます。
毎度のことながら、Football LABさんからデータを拝借しました。
対象は2023シーズンJ1リーグです。
514項目における各チームの平均値を算出し、相関分析を行いました。
手法は2023シーズン相関分析の巻(順位編) | SPORTERIAと同様ですので割愛します。
前回は守備Pを軸に見て行きましたので、今回はクロスCBPを軸に見て行きます。
クロスCBPと|0.6|以上の相関関係にある項目は18項目ありました。
この中で注目したのがCB(センターバック)関連です。正(プラス)の相関では「相手CB:avg([守備P FP])」、負の(マイナス)の相関では「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」です。
クロスCBPと「相手CB:avg([守備P FP])」の散布図は下記の通りです。
クロスCBPが大きくなると「相手CB:avg([守備P FP])」が大きくなります。CBの守備機会が増えているのだと思います。
次はクロスCBPと「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」です。
クロスCBPが大きくなると「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」が小さくなり、クロスCBPが小さくなると「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」が大きくなります。
上記2つの散布図から、クロスCBPは相手CBの守備機会を増やし、相手CBの攻撃力を抑制するということになります。
またクロス数のところで示すかもしれませんが、クロス数と「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」の相関係数は-0.70であり、クロスCBPではなく単純なクロスだけでも相手CBの攻撃力を抑制する効果がありそうです。
クロスCBPと「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」の相関係数は|0.73|、クロス数と「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」の相関係数は|0.70|であり、クロスCBPとの相関係数の方が大きいです。よって単純なクロスよりも、チャンスにつながるクロスの方が相手CBの攻撃力を抑制することになります。
簡単ですが、以上で終わります。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2024/1/11 21:26
>クロスCBPが大きくなると「相手CB:avg([守備P FP])」が大きくなります。CBの守備機会が増えているのだと思います。
については自然な結論な感じがしますが、
>クロスCBPが大きくなると「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」が小さくなり、クロスCBPが小さくなると「相手CB:avg([攻撃CBP FP])」が大きくなります。
については、間にもうワンクッションあるような感じもしますね。
奥深いところだと思います。