こんなのを出していきます。



先日、2023シーズン相関分析の巻(ゴールCBP編) | SPORTERIAを投稿しました。

その中で、下図を掲載しました。



SPORTERIAスタッフさまから、鳥栖、札幌、神戸、横浜FMの並びは面白いですね。GKに求めている役割の違いだとは思いますが、「GKが自陣PA外でボールゲインした数」が1位札幌65 2位鳥栖54 3位川崎F48 4位湘南52 5位横浜FM47というところで、シュートやクロスの対応だけでなくDFラインの裏のスペースのカバーを担っていると他の集団から外れるのかもしれませんね。】というコメントを頂きました。

ボールゲインのデータは教えていただいた上記数値しか分かりません。

そこで、Football LABにある下記数値を使い、GKについてもう少し分析しました。

対象は2023シーズンJ1リーグです。



赤枠の数値を使用するのですが、セーブPは手を使ったプレーですので除きます。

奪取P、守備Pにも手を使ったプレーが含まれている可能性がありますが、手を使わないプレーが多分に含まれていると思います。

よってパスCBP、奪取P、守備Pを使って計算します。まずはじめに、チームごとに平均値を算出しました。

算出結果は下記の通りです。



上記数値をクラスター分析し、下記の通り樹形図にしました。



2023シーズン相関分析の巻(ゴールCBP編) | SPORTERIAで示した赤枠の4チームが1つのクラスターになりました。最初に分岐していますので、この4チームが他チームよりも特異ということになります。

クラスターの重心(平均)は下記の通りです。



赤枠のチームは奪取P、守備Pが高いです。パスCBPも僅差ながら最も高い値(計算していないが、多分有意差はない)になりました。


あらためて、GKのパスCBP、奪取P、守備Pを使いクラスター分析をした結果、神戸・札幌・鳥栖・横浜FMは他チームよりも特異な結果(特に奪取P、守備Pが高い)になりました。

ボールゲインについてはよく分かりませんが、こんな結果になりました。

簡単ですが、以上で終わります。


毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。