毎度のことながら、Football LABさんからデータを拝借しました。

対象は2023シーズンJ1リーグです。

514項目における各チームの平均値を算出し、相関分析を行いました。

手法は2023シーズン相関分析の巻(順位編) | SPORTERIAと同様ですので割愛します。

前回はボール保持率を軸に見て行きましたので、今回は総走行距離を軸に見て行きます。

総走行距離と|0.6|以上の相関関係にある項目は31項目ありました。



赤枠の相手:シュート、奪取Pに注目しました。

そして青枠、2023シーズン相関分析の巻(自陣ポゼッション(回数)編) | SPORTERIASPORTERIAスタッフさまから下記の通りコメントを頂きました。

「単に「相手:総走行距離」だけではなく「相手チーム走行距離ー自チーム走行距離」も増えるかもしれません?」

この回答です。


で、上記3つを散布図にしました。


総走行距離と相手:シュートです。「総走行距離が長くなると相手:シュートが増える」のではなく、相手の攻撃が多くなると(長くなると)、攻撃に対して守備機会が多くなり(守備時間が長くなり)総走行距離が長くなるのではないかと考えられます。上の表の通り総走行距離は相手チームの攻撃に関する項目と関係が強いようです。ということから総走行距離は守備に大きく影響している可能性が高いです。


総走行距離と奪取Pです。負の関係です。この図から、守備に追われているから総走行距離が延びるのではないかと推測できます。奪取Pが高くボールを奪いきることが出来れば、総走行距離が短くなるのではないかと思います。


SPORTERIAスタッフさまへの回答です。

正の相関関係で、相関係数は0.67です。少しいびつですが、総走行距離が長くなると相手:総走行距離が長くなります。


簡単ですが、以上で終わります。