新加入4選手揃い踏みも結果と内容には満足できない


この試合のポイントは2つ、1つはグループリーグ突破へ結果を残せるか、2つは新加入選手が即戦力として使える状態かの見極めだ。結論はどちらのポイントにも満足できるものではなく、結果は2-0で敗戦し新加入選手もリーグ戦で即スタメンに推せるような内容ではなかった。


スタメンはリーグ戦から先発メンバーを9人変更し新加入のエメルソン サントス、ドッジ、ペドロ ハウル、アンジェロッティの4選手が初先発出場となった。

システムはリーグ戦と同じ【3-4-2-1】ペドロハウルをトップ、アンジェロッティはトップ下の左、ドッチはダブルボランチの左、エメルソンサントスは3バックの左に入った。ペドロハウルが前線で強さを見せる場面、アンジェロッティやドッジがキレのある動きを見せる場面もあるが、やはり即席チームの感は否めず両サイドを引き気味にし慎重なゲーム運びを続けた。

動いたのは飲水タイム後、アンジェロッティを前に出しヒシャルジソンをアンカーにする【3-5-2】にシステムを変更する。前からやや圧力をかけられるようになり27分クロスにアンジェロッティが頭で合わせる場面、29分には相手陣内でボールを奪ったイッペイ シノヅカが左足でシュートを放つ場面をつくるが、中央の構成を変えても攻撃の組み立ての面で効果は見られなかった。エメルソンサントスは松浦のポジショニングへの対応には苦労しながらも大きなミスは無く0-0で前半終了。

後半開始に柏は選手を3人交代【3-5-2】はそのままアンジェロッティに代えて呉屋、ドッジに代えて椎橋、田中に代わって上島を投入した。呉屋がボールに絡む場面からチャンスも生まれ49分左サイドから大嶽が入れたクロスが相手に当たり呉屋の落しを椎橋がシュートを放つ場面をつくる。しかし中盤での圧力の弱さから58分安永にスルーパスをゆるしDFの裏に抜けたジャーメインがゴール。前半から裏抜けの動きを狙っていたジャーメインに対応できなかった守備には課題が残る。

失点後にシノヅカに代え神谷、北爪に代えて細谷を投入しシステムを【4-4-2】に変更、神谷と細谷は中盤の左右に入った。細谷が個人技で突破しようとする場面もあったが中盤の構成力の無さは変わらずチームとしてチャンスは生まれず、横浜FCにセットプレーから追加点を決められ試合は2-0で終了した。

不幸中の幸いでグループ1位との勝ち点差は2(横浜FC:6、湘南:6、浦和:5、柏:4)とグループリーグ突破の可能性は充分に残っている。また満足できない結果と内容の中でも新加入選手を全員使い複数のシステムを試したことはポジティブな材料としたいが、江坂の不在時での攻撃の組み立てには大きな課題を残した。

【新加入選手の即戦力度】◎:即スタメン 〇:スタメンあるかも △:ベンチ入なら ✖:まだ難しい

△エメルソン サントス:合流後間もない状況でフル出場。高さはあるので2失点めを防ぐ活躍を期待したい。

✖ドッジ:ボールタッチは細かく技術はある。ただし周りとの連携を深めないと難しいか。

△アンジェロッティ:中盤・前線の両方でプレー。ハウルに隠れているが上背もある途中交代で特徴見せたい。

〇ペドロ ハウル:フル出場で強さとポストプレー見せる。細谷よりは序列は上になり呉屋の状態次第でスタメンの可能性も。