J1リーグは東京五輪の間、中断期間に入っている。(G大阪の試合除く)過去10シーズンのW杯開催中にリーグが中断した2010年、2014年、2018年を振り返ってみる。

※中断期間前の順位表を更新

<2021年>

※ACLおよびコロナ影響により試合数は異なる。

【優勝争い】

・過去3回の中断期間で中断前の1位チームは優勝していない。

  2010年 中断前1位→6位_清水(優勝_名古屋)

  2014年 中断前1位→2位_浦和(優勝_G大阪)

  2018年 中断前1位→2位_広島(優勝_川崎)

・中断前の上位3チームの順位は必ず変わり最終順位とは一致していない。

・中断前の上位3チームがそのまま3位以上に残ったのは44%の確率。(9チーム中4チームが3位以上)

【残留争い】

・中断前に降格圏にいたチームがそのまま降格するのは44%の確率。(降格圏9チームの中4チームが降格)

・中断前に残留圏内(8位から15位)のチームからも必ず降格チームが出ている。

・前シーズンの好成績チームから意外な降格チームが必ず出る。

  2009年ナビスコ優勝 FC東京 → 2010年16位で降格

  2013年リーグ4位 C大阪 → 2014年17位で降格

  2017年リーグ4位 柏 → 2018年17位で降格

・昇格1年目チームから降格チームが必ず出る。  

  2010年_湘南、2014年_徳島、2018年_長崎

・過去のケースを4チーム降格とした場合、中断前の降格圏の4チームがそのまま降格するのは58%の確率。


【中断から最も順位が上がったチーム】

・2014年のG大阪 中断前16位→優勝 1位との勝点差14を大逆転し優勝。

・G大阪は過去3回の中断後、必ず順位を上げている。

【中断から最も順位が下がったチーム】

・2014年の神戸 中断前の3位から最終順位11位。

・2018年の磐田 中断前の8位から最終順位16位になり参入プレーオフへ。

・2018年の 柏 中断前の9位から最終順位17になり降格。


【注目ポイント】

・過去、中断前の1位チームは優勝していないが圧倒的強さを見せる川崎がそのまま独走できるか。横浜FMの追い上げに注目!

・G大阪は今シーズンも中断後の強さを見せることができるか。G大阪は中断期間がなく苦しい状況か?

・J1昇格1年目のチームは残留できるか。(徳島、福岡)徳島がやや苦しい状況か?

・前シーズン好調だったチームの意外な降格が今年もあるか?(カップ戦準優勝の柏?)

2021シーズン中断期間後に『上がるチーム』『下がるチーム』はどこだ?

<2010年>

※鹿島、湘南、川崎F、大宮、G大阪、京都、広島、C大阪はACLの影響により中断前の試合数は少ない。

<2014年>

<2018年>