リーグに向けた前線の光


ルヴァンカップ初戦となるアウェイ京都戦は1-1のドロー決着となった。


スタメン

【柏レイソル】(3-5-2)

GK:佐々木

DF:川口、上島、染谷

MF:北爪、戸嶋、ドッジ、大谷、岩下

FW:真家、小屋松


リーグ開幕戦と同じ3-5-2で構えドッジをアンカー、インサイドハーフに大谷と戸嶋を置き、FWには真家がプロ初出場、初スタメンとなった。

試合は京都の前線からのプレスを真正面で受ける形になり、6分に柏自陣からのクリアボールを相手につながれ京都の木村に染谷、岩下がエリア内でかわされ先制点を奪われる。京都の前線からのプレッシャーからボールをつなげない柏の攻撃は真家と小屋松を狙うシンプルな攻撃になる。真家はプロ初出場ながら中央で身体を張るプレーを見せ小屋松は自由にポジションを取りながらボールをよく受けていたが、インサイドハーフとウィングバックでボールを展開できず柏のチャンスは少なかった。

しかし、後半開始直後に同点に追いつく。相手スローインのこぼれを戸嶋が前線へ送り小屋松から大谷にわたると前線の真家にスルーパスを送る。DFがカットしたこぼれ球を小屋松が前へ運びGKを交わして中央へラストパス真家が押し込んでゴール。前線へ送られたボールに対し小松屋がしっかりフォローし、中央の真家が落ち着て押し込んだ前線2人の活躍で決めたゴールとなった。

その後、真家が59分、小屋松が76分に交代し前線にボールが入らなくなり同点のまま試合終了となった。

京都の布陣にあわせ4-3-3での布陣もあると思われたが、リーグ戦と同じ3-5-2の同じ布陣でバックアップの選手を試した面もあると想定する。リーグから続いて結果を残した小屋松はもちろん、同点ゴールの真家もリーグ戦でのチャンスを得たといえる。他の選手は目立った活躍はなく特にインサイドハーフとウィングバックにリーグ戦で試したい選手が出てきてほしい。交代選手枠も2枠残しており中盤の三原や前半不安定だった染谷のところに田中を起用し後ろからの組み立てを見たかった。


<柏・選手短評>    

GK:佐々木   失点はニアサイドを抜かれ悔しさが残る。他は問題ないプレー。

DF:染谷    前半の出来悪く失点絡む。後半は積極的にボールを狩りに行くもイエロー受ける。

DF:上島    高さ強さはあるが、機動力のある相手に不安残しファールトラブルも心配。

DF:川口    守備面では問題なしも、攻撃面で右サイドを活性化してほしかった。

MF:岩下    攻守両面で低調な出来、左からのクロス、カットインの動きなく、良さ見れず。

MF:北爪    前線への大胆なオーバーラップ見れず、物足りない出来。

MF:ドッジ   無難な出来、前に出た際にもっと強さや工夫ほしい、ボール失う場面もあり。            

MF:大谷    左サイドの攻撃を活性化できず。得点につながったポジショニングとパスは流石。

MF:戸嶋    運動量はあるが、つなぎの面の貢献度低い。インサイドでは良さ出せないか。

FW:小屋松   ボールを積極的に受け2試合連続で結果を残す。リーグ戦も先発だろう。

FW:真家    プロ初試合でゴールは見事。身体を張るプレーも見せた。


FW:森    ボールがなかなか来ない展開になり見せ場なし。

MF:落合   中盤でボール運ぶ場面見せる。初出場としては落ち着いたプレー。

MF:升掛   良く動いたがボールが収まる場面なくこちらも見せ場なし。


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:GK佐々木、DF上島、MF大谷、FW真家 

 ※スタメン比率36%(4/11) 

リザーブ:GK松本、DF田中、MF落合、FW鵜木、升掛、森

 ※出場比率50%(7/14) ※メンバー入り比率 56%(10/18)