第二ブロックへの課題と希望

ルヴァンカップ3戦目のホーム鳥栖戦は1-1でドロー結果となった。

Image

スタメン

【柏レイソル】(3-5-2)

GK:松本

DF:大南、高橋、古賀

MF:川口、マテウスサヴィオ、ドッジ、戸嶋、三丸

FW:ドウグラス、小屋松


代表ウィークのためスタメンはこれまでのルヴァン2戦とは異なりリーグ戦の中心メンバーとなった。GKは代表のキムスンギュに代わり松本がプロ初スタメン、細谷不在の2トップはドウグラスと小屋松の組み合わせとなった。

試合は終盤まで鳥栖ペースで進む。前線からのプレシャー、セカンドボールの奪取、選手間のバランスと鳥栖が柏を上回りペースを握る。柏は5-4-1の守備ブロックをつくりボールを支配されながらも最終的にゴールは割らせず0-0で試合は後半まで進む。先制したのは鳥栖、62分に藤田のFKから田代がヘッド決める。流れの中では失点を防いでいたがセットプレーから失点してしまう。柏は中村、岩下、升掛と選手交代で攻勢を掛け、88分に鳥栖が自陣でボールキープにもたついたところをマテウスサヴィオがボール奪い前進、逆サイドへクロスを送ると走り込んだ升掛がボレーであわせ同点に追いつくことに成功した。

柏はFKからの得点が少なく(昨シーズン・リーグ戦7ゴール、20チームで最も少なかった)今シーズンもまだゴールがない。逆にセットプレーからの失点はルヴァンの札幌戦、鳥栖戦と続いており(昨シーズン・リーグ戦18ゴール、20チームで4番目に多かった)拮抗した試合展開でのセットプレーはリーグ戦に向け課題となるだろう。また、この試合は細谷が代表遠征で不在のためドウグラスと小屋松の組み合わせだったが、相手DFラインを下げさせ全体のバランスを崩すたの前への推進力に欠けた印象だった。しかし途中出場の升掛が終盤のチャンスに飛び込みゴールを決めたのは嬉しい結果であり、層の薄いFW陣の希望となった。リーグ戦のFWの組み合わせとベンチメンバーに注目したい。

昨シーズンは劣勢になるとそのまま終了となる試合が多かったが、今年は粘り強い戦いができるチームになりつつある。来週からのリーグ第二ブロック”を第一ブロックの勢いのまま進んでいきたい。


<柏・選手短評>    

GK:松本   前半好セーブ見せる。プロ初出場としては十分な出来。

DF:古賀   守備では良いカバーリング、攻撃では縦パス見せる。

DF:高橋   セットプレーからの1失点に抑える。中盤が間延びする時間帯は改善したい。

DF:大南   後半はオーバーラップで右サイドの攻撃の厚みを加える。

MF:三丸   守備では十分に貢献、前へ持ち出す場面もあったがクロスのチャンスつくれず。

MF:川口   後半は高い位置でしかける場面もつくる。好守のバランスはSBで一番。

MF:ドッジ  パスのつなぎで攻撃へ貢献も相手ペースの時間帯で強さをもっと発揮したい。           

MF:戸嶋   運動量の多さで好守に貢献。前へのパス精度が課題か。

MF:マテウスサヴィオ 相手マーク厳しい中アシストでチームを救う。チームの中心。

FW:小屋松  ボールを受ける回数がこの試合少なかった。63分のチャンスも決めたかった。

FW:ドウグラス 15分のチャンスは決めてほしい。動きは少ないが前線での強さで必要な選手。


FW:升掛   ボールを受ける機会が少ない中、チャンスで決める”持っている選手”。

MF:中村   ボールを失う場面もあったが終盤にボールをキープしパスを出せる貴重な選手。

MF:岩下   攻撃での貢献少ないが、守備では中央まで幅広くカーバーし追加点をふせぐ。


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:GK松本、DF古賀

 ※スタメン比率18%(2/11) 

リザーブ:GK猿田、DF上島、FW升掛、鵜木

 ※出場比率21%(3/14) ※メンバー入り比率 33%(6/18)


【柏アカデミー出身比率(ルヴァンGS3節まで)】

スタメン比率39%(13/33) 出場比率45%(19/42) メンバー入り比率52%(28/54)