求められるチーム力の向上

リーグ8節のアウェイ川崎戦は0-1、今期2敗目となった。

フォーメーション図

スタメンは3節連続で同じメンバー、現時点でのベストなメンバーで連戦に臨んだ。前半は3-5-2のスタート位置から細谷と小屋松が川崎のシミッチと橘田を隠しながらCBのボールの出し所を見張り、前半9分には小屋松が山村からボールを奪いGKと1対1になるなど序盤は川崎を苦しめた。しかし、川崎にパスをつなげられるようになると守備時に5-3-2になる柏のアンカー脇を遠野に使われ最多4本のシュートを打たれた。

攻撃スタッツ - 遠野 大弥ヒートマップ - 遠野 大弥

■失点の場面

前半アディショナルタイムに谷口の縦パスを遠野がワンタッチで左サイドに送りマルニーニョが突破、ダミアンがゴールを決た。失点の場面は3つ局面で川崎の選手を捕まえられなかった。

1.CBからのボール出し

シミッチが最終ラインまで降りることで幅を広げ位置していたCB谷口に縦パスを入れられる。

2.アンカー脇の遠野

マテウスサヴィオの裏、ドッジの脇の深い位置に入った遠野に対し最終ラインから大南がプレッシャーを掛けるもワンタッチパスを許す。

3.人への守備

マルシーニョの突破後、中の人数が柏3に対し川崎2の状況だったがダミアンを捕らえられず。

川崎程のクオリティのチームになるとプレッシャーを受けながらもボランチを使いCBからボールをつなげること、入ったボールもワンタッチで捌くことができる。ペナルティーエリア中の選手をしっかり捕まえないとゴールを決めれらるのは当然だった。

■ボールの保持

柏の攻撃面は第二ブロックの3試合でパス成功数(磐田戦484→C大阪戦352→川崎戦252)とボール支配率(磐田戦53%→C大阪戦47%→川崎戦47%))は最も低い数値を記録。後半は川崎の前線からのプレッシャーに柏が苦しむことになりパスをつなぐことができなかった。

基本スタッツパスソナー・パスネットワーク

反撃を狙い選手交代するもスタメンと比べ連携の面、個々のクオリティ面の差は明らかで決定的チャンスを生み出すことはできず試合は終了。失点まで至らなかったがセットプレーの守備に苦しみ、攻撃面でのセットプレーチャンスはなく、攻守においてセットプレーは課題となっている。しかし、敗戦はしたものの第二ブロックの勝ち点10に向けベストと思われるメンバーでは十分に戦えている状況を喜びたい。キーとなるのはベンチメンバー含め”チーム力の向上”。ルヴァンカップも有効に活用し更に高みを目指したい。

【第二ブロック】

06節・H・磐田・〇・2-0

07節・A・C大・〇・1-0

08節・A・川崎・●・0-1

09節・H・京都・?・?-? 

10節・H・鳥栖・?・?-?

11節・A・広島・?・?-?

勝ち点 6/(目標)10 達成率60% 


【柏アカデミー出身比率】


スタメン:DF古賀、FW細谷 

※スタメン比率18%(2/11) 

リザーブ:GK佐々木、DF上島、MF鵜木、FW升掛

※出場比率25%(4/16) ※メンバー入り比率33%(6/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ8節まで)】

スタメン比率22%(19/88) 出場比率25%(29/118) メンバー入り比率35%(50/144)