悔しい敗戦、繰り返しは避けたい
19節のホーム鹿島戦は1-2で敗戦、上位相手に連敗となった。
出場停止の椎橋が戻り、この試合が出場停止の高橋の代わりに大南が入り右サイドには川口が入った。柏は中盤横のスペースを埋めるべくスタートポジションから小屋松を中盤に置き5-4-1で構えた。
鹿島は前回対戦と同様に横幅を狭め、後方からの長いボールを前線に当て中央を密集させる戦い方を選択した。
前線にボールを送り柏の守備を下げさせた上で左右のサイドにボールを振って中央を狙った。鹿島のボールロスト位置からも中央への攻撃への狙いがわかる。
一方の柏も5-4-1に構えたことで前回対戦では苦しんだこぼれ球の回収に互角に対応、前半終盤まで拮抗した試合展開となった。しかし45分に後方からのボールを鈴木にヘッドで落とされ決定機をつくられるとアディショナルタイムにCKからキムミンテに先制される。前節に続いて与えたくない時間帯でのセットプレーから失点してしまった。
柏は23分に椎橋のスルーパスから細谷が抜け出すもペナルティーエリア手前で関川にファールで防がれる。何度かセットプレーでのチャンスがあるも鹿島とは対照的に決めることができなかった。
後半は柏ペースが続くも80分にエリア内に進入した鈴木を上島が倒しPKの判定。チャンスをものにした鹿島が終盤に勝ち越し試合を決めた。
鈴木優磨は先制の起点となるポストプレー、勝ち越しのきっかけとなるエリアへの侵入と前線を幅広く動くだけでなく、広範囲に動き守備にボールキープにと貢献した。上田の移籍もあり、より自分に課せられた責任とやるべき仕事をプレーで示した。
柏は61分に細谷に代えて武藤を投入。武藤は63分にマテウスサヴィオのクロスをヘッドで決めて同点ゴール、その後もエリア付近でボールを受ける動きを繰り返し、途中出場ながらこの試合で最多のシュート数5を記録した。
途中出場からシュート場面まで持ち込んでくれる武藤の存在は後半戦も貴重であり、更に終盤に投入された森もチャンスの場面に顔を出すまで至っているが決めきるまでの成長を見せていきたい。前半と後半の終盤に失点してまうゲーム運びの疎さ、最も警戒していた鈴木に起点をつくれら失点したのは結局のところ鹿島に力負けしたといってもいい内容だ。また、鹿島が次々と選手交代していく中で交代枠を3人しか使わない(使えない)ところもチーム力の底上げがまだまだ必要なところを示している。前節のレビューと同じことを繰り返すが、先制点を許さないこと、リスクのある局面でミスをしないこと、攻守にわたってセットプレーの重要性を再確認しなければならない。第4ブロックの目標達成はできないが立ち止まることはできない。
【第四ブロック】
18節・A・横FM・●・0-4
19節・H・鹿島・●・1-2
20節・H・名古・?・?-?
21節・A・鳥栖・?・?-?
22節・H・札幌・?・?-?
勝ち点 0/(目標)10 達成率0%
【柏アカデミー出身比率】
スタメン:GK佐々木、DF上島、古賀、FW細谷
※スタメン比率36%(4/11)
リザーブ:GK猿田、MF加藤、山田、FW森
※出場比率36%(5/14) ※メンバー入り比率44%(8/18)
【柏アカデミー出身比率(リーグ19節まで)】
スタメン比率28%(59/209) 出場比率31%(89/286) メンバー入り比率39%(134/342)
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2022/7/4 13:35
自分たちの時間を作って同点に追いつき、2点目のチャンスもあっただけに、勝点を取れなかったのは痛いですね😢
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SRC
2022/7/5 12:52
鹿島相手に同点に追いつけてはいるをプラスに考えたいです。この試合の中村のように中盤の選手交代によって攻撃のリズムとギア上げらるようにしたいですね。小屋松とサヴィオに頼りすぎで2人がガス欠するとどうしても攻撃が停滞してしまうので。あと前線にパワーがほしいのでドウグラスの復帰と森の更なる成長は必須ですね。
一方で、武藤選手のようにチャンスメークを期待して投入されて、それに応えてくれる選手の存在は戦術的にも非常に大きいなと感じる試合でした。
第4ブロックの対戦相手がかなり難敵揃い…ですが、ここでの踏ん張り次第でシーズン終盤の動向にも大きく影響すると思うので、奮起していきましょう💪