連戦での勝利の価値
22節のホーム札幌戦は1-0で勝利、2試合連続のクリーンシートとなった。
ミッドウィークに天皇杯を戦った過密日程の中、スタメンはトップに細谷が入った以外は同じメンバーで臨んだ。
試合は前節同様の展開となり相手にボール支配率、パス成功数を上回れ、更に後半はシュート数でも圧倒的された。鳥栖戦より早い時間帯に三丸のゴールで先制、相手にボールを持たせながら反撃を狙う展開だったが、後半は攻撃チャンスも少なくシュート数1本と守備で耐え続け1点を守り切っての勝利となった。
先制は3分、上島 が左サイドへロングフィードを送り、相手DF裏へ走り込んだ三丸がダイレクトのループシュートでGK菅野の頭を見事に抜きゴールを決めた。上島から三丸のロングパスはルヴァン札幌戦、リーグ16節でも得点につながった左サイドの武器となっている。
三丸はリーグ全試合に先発出場、3節、9節以外はフル出場と鉄人ぶりを見せ、柏の左サイドを強じんなフィジカルで支えてくれている。
三丸のゴールをアシストをした上島、守備では興梠に厳しく対応し試合後半に中央へ送られ続けるボールを弾き返してクリア数も10を記録した。
シュート数で圧倒される展開の中、佐々木がファインセーブでチームを助ける。札幌のミドルシュート、セットプレーからのシュートを見事にセーブし枠内シュートセーブは11を記録した。
札幌の選手では高峰の精度の高いパスが印象に残った。24分高嶺が柏の左サイドの深い位置へロングボール、そこから中央へのクロスでシュートチャンスをつくられる。これはルヴァンでも失点につながった展開だった。
鳥栖戦よりも厳しい連戦の状況の中で勝てたことが何より価値があり、連敗から連勝と持ち直せたことでリーグ後半も再び走り出せるだろう。連戦をほぼ同じメンバーで臨んだ(臨まざるおえなかった)ことはチームマネジメントやチーム全体の力としては大きな課題だ。チーム中核メンバーでの強さの純度を高め、直近の試合で結果を求めていることは理解できるが、更に上を目ざす上で中盤や左サイドのバックアップと前線の力強さが求められる。
【第四ブロック】
18節・A・横FM・●・0-4
19節・H・鹿島・●・1-2
20節・H・名古・●・0-1
21節・A・鳥栖・〇・1-0
22節・H・札幌・〇・1-0
勝ち点 6/(目標)10 達成率60%
【柏アカデミー出身比率】
スタメン:GK佐々木、DF上島、古賀、MF山田、FW細谷
※スタメン比率45%(5/11)
リザーブ:GK松本、MF加藤、FW鵜木
※出場比率43%(7/16) ※メンバー入り比率44%(8/18)
【柏アカデミー出身比率(リーグ22節まで)】
スタメン比率29%(71/242) 出場比率33%(109/333) メンバー入り比率40%(159/396)
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2022/7/17 13:45
この試合を勝ち切って連勝したのは大きいですね!
上島選手→三丸選手の「最終ラインから1本のパスで相手の裏を取って1vs1」は、ある意味究極のビルドアップでした👏
その後は守勢に回る時間が長かったですが、このように耐えきって勝つという勝ち方も大事ですね。
特に佐々木選手は後半戦でどれだけ伸びるのか、今から楽しみです✨