J1リーグ 2020シーズン 交代時間の変遷
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初めまして、どうぞよろしくお願いいたします
早速ですが温めていたデータで記事を一つ書いてみたいと思います。
勝敗や得点、有名選手に注目したデータではないので面白みに欠けますが、
なるほど?と思えるようなデータをひとつお見せしたいなと思います。
調査データ
2003年から現在までのリーグ戦の交代時間の傾向
2003シーズンから2019シーズンまでの交代時間の傾向と、
新競技規則が適用された2020シーズンの交代時間の割合の傾向を出力したものです。
①2003~2019までにどのような傾向の変化があるのか
②2020シーズンの交代に関する新競技規則でどのような変化がみられたのか
この2つに注目したデータとなります。
参考:J1
2003:2ステージ制 16クラブ
2005:ステージ制撤廃 18クラブ
2015:2ステージ制 18クラブ
2009シーズンより経過時間切り上げ
①2003~2019までにどのような傾向の変化があるのか
こちらは2003シーズンから2019シーズンまでの、後半に起きた交代の割合です。
2003シーズンからハーフタイムの交代は減少傾向で、2019シーズンには半分になっています。逆に71分以降からは増加傾向にありました。
10分おき(切り上げ)ですと上の図のようになります。後半開始から69分あたりまでの交代が減少し、71分以降が増加しています。
ハーフタイム交代の減少は年々着々と減っていることから、戦術上の有効度から淘汰されたものだと考えられます。
②2020シーズンの交代に関する新競技規則でどのような変化がみられたのか
それでは交代回数、人数にテコ入れのあった2020シーズンはどうでしょうか。
ハーフタイム交代は2015年頃の数値に近いところまで増えています。
また今まで見られなかった傾向の一つが60分からの交代がかなり増えています。
今までは70分、80分の交代が多かったのですが、10分早くベンチが動き出す試合が増えているのです。
今シーズンたしかに60分から複数人数の同時交代が見られ、お互いに相手を見ての交代合戦が見られる試合が多いです。
今回の記事をここまで読んでいただいた方、是非次の試合はこの辺に注目してみていただければと思います。
次回がまたあれば、勝利したチームの交代起用などに注目してみたいと思います。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2020/8/30 12:05
これは凄い!ハーフタイムの交代割合の増加は、交代回数のルールも影響していそうですね💡 そして10分早く交代することが多い…なるほど🤔