この試合は、ブログを書くべきなのか、正直迷った。いや、今も迷ってはいる。

というのも、マリノスに二人の退場が出て、11対11の試合ではなかったから。

本題に入る前に断っておくと、

 ○審判のジャッジは妥当

 ○畠中の2枚目はマリノスにとって不運が重なりすぎた

というところで、本当に、運不運が勝負を分けた、そんな内容だった。


総評

  • 守備は開幕戦より成熟。特に細谷・ドウグラス・サヴィオの献身的なチェイシングとプレスが効果的にはまった試合。後ろの規制が効いていた証でもある。
  • 1点目の失点は不運。誰を責めるというような話ではない。早々と失点しても焦らず自分たちのサッカーを続けたのが昨シーズンからの成長。
  • 攻撃は、少しずつ可能性を感じさせるようになってはきているが、まだまだ物足りない。
  • ほかに収穫をあげるとしたら、戸嶋−川口の右サイドのユニットに目処がついたということか。中村−大南の右サイドとは異なるプレースタイルだが、相手により使い分けていけるという意味では大きな収穫。


良い守備が良いポジショニングと良い攻撃につながるという観点から、個人的にはボールロスト位置を一番にチェックしている。

ボールロスト位置

ボールロスト位置

湘南戦に引き続き、左サイドのミドルサードの自陣側でのボールロストが目立っている。

二試合通して見て感じるのは、三丸が悪いというよりも、

  • 三丸へのフォローが良くない
  • 三丸へ難しい状況でパスが出されている

ということ。

柏の三丸へのパスの供給源はほぼ古賀に絞られるので(興味がある方はパスソナー図をご覧ください)、古賀が難しい状況で三丸に逃げのパスを出して、そこでロストしているという形が浮かび上がってくる。

左サイドの三丸−古賀のユニットは、柏の一番の穴で、かつ、昨年からの改善が感じられていない。早めに改善の手を打つ必要があるのではないか。