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前節、今シーズン初勝利を挙げたレノファ山口FC

第6節では、ホーム初勝利をかけて栃木SCと対戦しました。


スタメン

フォーメーション図  フォーメーション図

ともに前節で勝利を挙げている両チームはスタメンを一切いじらず。システムはお互いに4-4-2を採用しており、ミラーゲームとなりました。


スタッツ

基本スタッツ

スリッピーなピッチコンディションの中、山口は前半から厚みのある攻撃を何度か見せていました。ただ、ゴールを決められずにいると前半終盤にフリーキックから失点。後半はボール支配率をさらに高め、栃木ゴールに迫っていきましたが同点に追いつくことはできませんでした。

ゴール期待値

栃木は45分にジュニーニョのシュートで先制しましたが、最終的なゴール期待値は0.4未満。リードしていたということもあると思いますが、特に後半はシュート数も少なく守備に回る時間が増えていました。

一方、山口も80分近くまでは0.4未満のゴール期待値でしたが、終盤に1近く上積み。交代で入った梅木翼が何度も良い形でシュートを放っていました。特に最もゴール期待値が高かった81分のシーンでは、右サイドからのクロスを上手くヒールで合わせたのですが、キーパー川田修平のビッグセーブに阻まれてしまいました。

チャンスは少ないながらもセットプレーの流れから得点を挙げた栃木と、ゴール期待値が1を超えながらも無得点に終わった山口。ホームだったことも含め、最低でも引き分けに持ち込みたい試合でした。


低い位置でのプレー

パスネットワークやエリア間パス図から読み取れるデータとして、「後方でのパスが多かった」ことが挙げられると思います。

パスソナー・パスネットワーク   エリア間パス図

パスネットワークを見ると、センターバック同士でのパス交換が多いことに加え、センターバックとキーパー間のパスも少なくないことが分かります。特に前半は栃木のスピード感あるハイプレスに苦しみ、前への出しどころを見つけられないために仕方なくキーパーの関憲太郎まで下げるというシーンが何度も見られました。

また、エリア間パス図からは自陣低い位置でのパス本数が多いことが確認できます。センターバック間のパスと思われる色の濃い横方向の矢印が下から2ライン目に存在。これまでの試合ではもう1ライン上の矢印の方が濃い色(パス成功数が多い)、もしくは同程度のパス成功数だったことを考慮すると、普段よりも低い位置でのビルドアップになっていたと言えるでしょう。さらに、自陣ペナルティエリア内に存在する矢印の始点・終点の数も多く、山口ゴールに近い位置でのプレーを迫られていたことがデータとして表れています。

栃木が前からボールを奪いにきていたため、上手く剥がせればチャンスになるような状況ではありました。ただ、栃木の素早いプレスやかわされた後の戻りの速さ、さらにはスリッピーなピッチコンディションという要因も加わり、なかなか簡単にはいきませんでした。後半に関しては敵陣でのプレー時間は多くなりましが、栃木のプレス強度が低下した影響も大きく、相手のハイプレスをショートパスでかわして前進できた回数は決して多くはありませんでした。


右サイドの2枚替え

続いては途中出場で良いプレーを見せた選手たちのスタッツに触れていきたいと思います。

攻撃スタッツ - 梅木 翼   ヒートマップ - 梅木 翼

まず一人目は、19分という出場時間の中でチームの全シュートに関わった梅木です。梅木はペナルティエリア内で4度のボールタッチがありましたが、そのうち3つはコーナーキックとクロスに合わせたシュート。残りの一つはハイボールを胸でおさめたもので、草野へのラストパスに繋げました。

1点ビハインドの状況で投入されたフォワードとして、得点を取るということが最大の役割であることは言うまでもありません。そんな中でルーキーながらシュート3本、それもコーナーキックやクロスに対ししっかりとミートしたシュートであり、ハイボールへの強さやクロスに合わせる技術は見せてくれました。しかし、肝心のゴールを決めるというタスクは遂行できず。相手キーパーのビッグセーブに阻まれたシーンもありましたが、87分のクロスに対するヘッドを枠内に飛ばせなかったりと、シュートの精度面がわずかに足りないという結果に終わりました。

ただ、良い形でシュートを打てているのも事実なので、このプレーを続けていけばプロ初ゴールは近いうちに見られそうな気がします。

二人目、三人目はともに60分に投入され、右サイドに入った池上丈二と川井歩です。

攻撃スタッツ - 池上 丈二   ヒートマップ - 池上 丈二

攻撃スタッツ - 川井 歩   ヒートマップ - 川井 歩

両選手とも敵陣でのプレーが多かったことがわかるヒートマップとなっています。サイドバックに入った川井はタッチライン際にポジションを取り、サイドハーフの池上は内側のハーフスペースでボールタッチ。川井がパスを受けた際に、釣り出された栃木のサイドバックの背後へ池上が飛び出すなど、良い関係性でプレーできていたと思います。

お互いにスペースへ動くなどして、右サイドを何度も崩し、二人合わせて9本のクロスを記録。池上に至っては3本のクロスのうち、2本が梅木へのラストパスと質の高いボールを中へ供給していました。また、18本のパスのうち失敗は1本のみ。敵陣深い位置でも落ち着いてプレーできているように見えました。

池上・川井ともに先発の機会は多くないですが、両選手がサイドのスタメン争いを活性化させてくれれば面白いなと個人的には思いました。


最後に

前節勝利した勢いそのままに2連勝!などと思っていましたが、現実は0-1での敗戦。またしてもホーム初勝利はお預けとなってしまいました... 守備は非常に安定していると思うので、なんとか前半に先制して試合を優位に進められる展開を作れればと感じています。