※東京ヴェルディを応援する人が書いています


基本情報

2022年4月9日 土曜日 15:03 味の素スタジアム

天候:晴  気温:21.9℃

主審:大坪 博和 副審:林 可人、櫻井 大輔 第四審:山村 将弘

J2第9節、2戦連続のホーム熊本戦。

良く整備された大分相手に先制点を奪い、クリーンシートで勝利し通算5勝3分で無敗継続中の我らがヴェルディ。連戦明けて、しっかりと準備できる形で迎えた熊本戦。前節新潟にロスタイムに得点を奪われて勝点を逃した熊本は、3戦勝なしといまいち調子に乗れていないものの、大木監督らしいチーム作りで大崩れはなさそうで、過去からも熊本という対チーム自体も、対大木監督もいまいち相性がよくない印象なので、ホーム連戦でしっかりと勝ち切りたい。


前節までの対戦成績


スタメン

勝手な推測では離脱者が戻ってくると思っていたものの、残念ながら間に合わずだったようで、ベンチ入りメンバー含めて大きな変更はなし。ただスタメンには変更があり、トップに森田を起用。ここまでの過労を心配されている佐藤凌がベンチスタート。森田のポジションには石浦が入った。

フォーメーション図


交代

24分 杉本→新井

 怪我の影響と思われる交代。4分にガッツと当たられたときに負傷したものかと


61分 小池→佐藤凌、石浦→バスケスバイロン

 押し込まれディフェンスが続く苦しい状況の中で失点してからの2枚替え。小池の位置にバスケスバイロン、森田が一列下がって、トップに佐藤凌が入る。特に前線からの守備のスイッチに期待


88分 森田→阿野、山越→宮本

 前半からトップで頑張っていた森田を阿野と同ポジ交代。山越に代えてJデビューとなる同ポジの宮本。守備のミスからの失点直後にインパクトプレイヤーを入れたい所でこの交代は迫力不足だったかなと。山越を残してのンドカでパワープレーとか他にやりようがあったのではあるまいか。


対戦相手 スタメン

田辺が初スタメンに。前線の選手に強度と勇気がある印象。特にネームバリューがある選手がいるわけではないが、それぞれがきちんとタスクをこなすので気持ちよくプレーさせないようにしたいところ。優也さんおひさ。


フォーメーション図


試合

こちらのメンバー選択もあったが、熊本がガツガツ来て押されたなという印象。素早い出足とフィジカルコンタクトをいとわない強度の強いプレッシャーにハマってしまって、なかなかボールをキープできない展開が続く。また、走行距離などのデータは見れてないが、相手のほうが走っていたし、一歩が出ていたなぁという印象が強い。またゲームプランとして森田をトップに置いたことからも、ボール回しを重視していたと思われるが、早い時間に杉本が怪我で交代したこともあり、セカンドボールに圧をかけられない展開になってしまった。杉本に代わって佐藤凌もしくは、加藤弘堅を入れて山本を一列上げるなどしていればもう少し強度を保てた展開に変わった可能性もあったかなと。正直、ガツガツ系のタフなチームにはついつい消極的にしてしまうのは昔ながらなので、もう少し身体を張れるようになるといいなぁと。なんにせよ3失点してては勝点は難しいかと。そろそろ対戦相手からのスカウティングも充実してきてこれまで通りにはいかない状況が今後も続くかと思うと憂鬱。なお、よく走りよく戦うチームにはサッカーの神様はやさしくなる、ということはあると信じているので、熊本は良く走り、よく戦っていたなと敬意をもって言えるかな。きちんと2得点しており、反省や改善は必要であるものの、絶望して下を向くような内容ではないと思うので切り替え、切り替え。


基本スタッツ


得点・失点

28分 森田

 右サイドの山越の頑張りから、センターリングを森田がワンタッチで合わせてゴール。積極艇に仕掛けることができた山越はサイドバックの選手としての進化が止まらない。森田が今季初ゴール


36分 失点

 ここまで右サイド中心に攻撃を組み立てていた熊本に対して、逆サイドの山越がしっかりと対応できていたものの、左サイドからのセンターリングを(たぶん)折り返したボールが直接ゴールへ。人はちゃんと揃っていたもののアンラッキーで同点に追いつかれてしまう


55分 失点

 またも左サイドを崩されて、センターリング→詰められて失点。ワンタッチプレーが繋がっており、ディフェンスはなかなか対応が難しいところではあったが、熊本はパスアンドゴー、ゴール前に2枚入るなどきちんとやるべきことをやった結果のゴールだったので、こうなる前にしっかり潰す、パスコースを切るをやらないとね。直後にも決定的なシュートを打たれておりディフェンス陣が苦しい時間が続いたなと。


75分 佐藤凌

バスケスバイロンが相手ゴール前で、相手選手のトラップを予測して強引に奪って、佐藤凌へ。ちょっとオフサイドっぽかったが、しっかり佐藤凌が流し込んで同点!交代選手がしっかり仕事をこなして試合を振り出しに戻す。ゴール後梶川ががボール持ってセンターサークルにダッシュしており、同店ではなく、勝ちたいんだ!という姿勢を見せてくれたのには心打たれた。


85分 失点

 スローインからのリスタートのボールを相手に渡してしまって、守備陣形が整う前にシュートまで持っていかれてしまった。これは、ダメだ。ただ相手のプレーの選択は最良を選択されたと思うので、あの状況で奪われてしまってはどうしようもない。



その他雑感

▽全般的に、球際で戦っていた熊本の迫力に対して、気迫で負けていたかなと印象。今日の我々はボールを奪ったり、ゴール狙う動きで連動した動きはあったが、最終的には少し他人任せになっていたのかな

▽とりあえずの攻略法としての中盤の底の山本を消すが徹底されて、最終ラインのボール回しからのパスの逃げ先が限定されて、マンマーク気味についてくる熊本の守備に苦戦をした印象。昨年もやっていたが、SBを少し前に上げて、その頭めがけてのボールは有効だと思うし、77分のようにポジションをずらして裏に抜けていく形ももう少し増やしても良かったかなと

▽縦パスが入っても、ボールが足についてない感じでとりあえずトラップしたところをガツッと奪われており、ディフェンス時もボールを狩りに行くコンタクトプレーにこれまでの試合よりも消極的だったかと

▽前半当初は裏を狙うボールがあったが、途中から裏抜けのプレーが少なくなった。特にボールを奪っても、前線の動き出しが少なくてまごついている間に、押し返されてたかなと

▽攻撃に関しては、セットプレー含めて「おぉ!」というプレーが少なく、素直というかシンプルだった印象で、インターセプトやシュートブロックに

▽ゴールキーパーからのロングボールにことごとく落下点に人がいなかったのは、なんだったんだろう

▽山本は苦しい時間帯に、猛プレスにいったり、前線で身体を張ってヘディングで戦うなど、味方をプレーで鼓舞しており本当に頼もしくなった。ただ65分のシーンは持ち替えずにそのまま右で打ってほしかったゾ

▽バスケスバイロンは、入ったら何か一つは仕事するジョーカーとして役割を全うしている

▽森田はトップでは運動量が乏しく相手からしたら潰しどころ以外の何物でもなかったが、一列下がってだいぶ生き生きプレーしていた印象

▽結果として決勝点を献上してしまう形になったが、谷口だけを責められない

▽ロスタイムの猛攻は今後につながるプレーだったかなと評価したい

▽熊本は、プレーがゴールに向かうパス、ドリブル、クロスで終わってた印象なので、後半のゴール期待値がずーっと高くなっているのがデータ的にも理解できる

▽これまで悪いところがあっても勝って反省できていたところが、先制しながらの逆転、追いついての突き放しで負けとなったことで、一旦見直しが必要かなと

▽森田のゴールパフォーマンスの謎ダンスは、コイカジTVでも踊ってたが、なんか流行りでもあるのだろうか。。 https://youtu.be/_HzHeaIV-g0 (12分45秒あたりから)

▽俺たちの知ってる佐藤優也はペナルティエリアなんてちっぽけなものに縛られない漢だったハズで丸くなっちまったな

ヒートマップ - 佐藤 優也


▽審判

はいはい、大坪さんでしたね。割当てられた時点で我々には不幸フラグなので、わざわざ細かく言及の必要はないかと。以上


次節

vs レノファ山口

2022年4月17日 日曜日 14:00 維新みらいふスタジアム

次節こそ離脱選手が戻ってくると思うので、仕切り直しの一戦となる10戦目となるため、かなり重要。勝利はマストで守備の再構築をしっかりと、次のタームには、より戦術深化につなげたい。