松本山雅FCのパスネットワーク考察です。


画像を時間帯別に貼ることは出来ないので、スクリーンショット等をしてじっくり見てほしいです。

注・ここでのパス数は成功回数です。

試行回数はもう少し多いです。



時間帯別パスネットワーク図

・前半0〜15分

横山に出入りするパスがないことからも前線の孤立が見える。

ポジショニングとしては下川が受ける位置が低いのが気になるところ。

下川がこの位置で受けるのではなく、高い位置を取り、大野が持ち運んでいくことが理想。

右ほどでは無いが逆も同じく。

全体的に低いことから、ビルドアップが満足にできず押し込まれたことが伺える。



・前半15分〜30分

ここでも横山は登場せず。

そもそもほとんどの時間押し込まれていたことにより、ほぼ参考にならないデータに。



・前半30分〜45分

野々村登場で左サイドが同じルートでのパス数が増加。

篠原は左ではなく真ん中の方が活きるか?(ここは個人的な感想も含む)

中央や右サイドでやや距離感が近いことに関しては、シャドーが降りてこなければどうしようもないという状況を端的に表しているものであると考えている。



・後半0分〜15分

野々村を中心に左サイドが濃い(パス交換数が多い)状態に。

佐藤がアンカーになったことで捕まりづらくなり、そこに参加できるようになったことは大きかったか。

また、国友は2トップの一角ながら低い位置での関与が多い。攻撃の起点となり、チームの前身に貢献したことがわかる。



・後半15分〜30分

相手の疲れもあり、パス数全体としては増加した印象。

濃い色こそ無いものの、ボールが散っている証拠。

逆にいい傾向とも言えるか。

この時間から相手の足が止まり、入れ替り立ち替り前線に顔を出すことが出来たことで、ポジショニング自体は入り乱れているように見える。



・後半30分〜45分

完全に甲府がストップ。

途中から右サイドへポジションを移す前や、時間の少ない米原も多くのパスを捌いたことが分かる。

先頭では国友にボールが集まる構図に。

得点自体は前が裏に出したボールではあるが、先発出場ながら90分間攻撃を牽引したことが現れている。




以上軽くではありますが、新データを使ったレビューをさせていただきました。


Twitter(@inuneko_yamaga)やほかの媒体でもこのゲームには触れていますが、今後も継続してSPORTERIAでパスネットワーク図を使用した解説をしていきたいと思います!


One Sou1!!


いぬねこ山雅