こんにちは、神セーブです。

いつもより更新が遅くなりすみません。

離任式の時期なので、政爺もジュビロの監督から転勤してもらいたいです。


スタッツ

基本スタッツ

枠内シュート数8/14の磐田に対し山口は7/9。単純にシュート精度の問題ではなくて、山口は良い体勢・シチュエーションでシュートが撃てている印象。

そしてFK数。山口が20回というのは磐田がファウルを20回犯したという事でもあります。

オフサイドの数回も含まれていると思いますが、ファウルで止めるしかないような場面も多かったという事ですね。

渡邉監督のデザインされたサッカーに完全に負けた印象です。

山口さんお見事!


ジュビロ磐田スタメン

フォーメーション図


予想通り負傷の小川大貴に替わり右WBに鈴木雄斗、左CBに伊藤洋輝を起用。


レノファ山口スタメン

フォーメーション図

前節は右SBだった石川選手を左SB、右SBには澤井選手を起用。

僕の注目選手の橋本健人選手はベンチ外(笑)


磐田パスソナー・パスネットワーク

パスソナー・パスネットワーク

エリア間パス図

エリア間パス図

伊藤洋輝にボールが集まっていますが、普段のデータと比べてヤットさんへのパスが少ないし、ヤットさんのパス数56は今シーズン最小。

試合を見ていて感じたのは、山口のディフェンスはヤットさんへのパスコースを遮断、フベロ時代よりもパスミスの多い伊藤へ誘導、攻撃のキーマンの1人、松本昌也を守備で自陣に押し込み、疲弊させる狙いがあったと推測されます。


右の矢、小川大貴がいないことでこの作戦に完全にはまってしまいました。


渡邉監督、マジ優秀。うらやましい・・・


山口パスソナー・パスネットワーク

パスソナー・パスネットワーク

山口エリア間パス図

エリア間パス図


後ろのCBと佐藤選手、GKの関選手を含めた4人でビルドアップしてくる事に対し、磐田はルキアン・山田・大森の3人がうまくプレスをかけ、長いボールを蹴らせ、セカンドボール回収はまずまず出来ていたと思いますが、磐田ボールになった後の山口の守備が素晴らしく、ミドルゾーンでボールロスト、チャンスを作られることも多かったです。


時代はゴールを奪うためにどういう守備をするか、奪ったあとどう攻めるのかという考え方になってきています。

ジュビロは・・・


では採点にいきましょう。


八田直樹 4.0


GKスタッツ - 八田 直樹

ヒートマップ - 八田 直樹

1失点目はシュートに対し棒立ちで一歩も動けず。どういうセービングをイメージしていたのかわからない。正面、ニアサイドのコースに決められているのも良くない。

2失点目もクロスに対し準備不足でジャンプできてなく触れずに失点。

ポゼッションを重視するサッカーをする中で、相手の関選手のようにビルドアップに関われないのはつらい・・・

コシェレフに取って代わられるのが解っていてモチベーションも落ちてるのではないだろうか。コシェレフがプレーできるまでもう少し時間がかかる。

三浦を使ってほしい。


山本義道 6.0

攻撃スタッツ - 山本 義道

守備スタッツ - 山本 義道

ヒートマップ - 山本 義道

個人的にはこの試合のノリくんは悪くなかった印象。失点シーンはノリくんはノーチャンス。データのタックル成功0に困惑しているのですが、2回は良いタックルでピンチを防いだシーンがあったと思います。

ドリブルで相手を交わしビルドアップするシーンもあり、個人は良かっただけに2失点敗戦が残念。


今野泰幸 5.0

攻撃スタッツ - 今野 泰幸

守備スタッツ - 今野 泰幸


ヒートマップ - 今野 泰幸

CBで出場し、ラストの20分はボランチとしてプレー。

相変わらずハードな守備、的確なカバーリングを見せたが、2失点目は八田がキャッチすると思い込んだか、マーカーを追うのをやめてしまい失点。最後まで集中していれば防げた失点だと思われる。


伊藤洋輝 5.0

攻撃スタッツ - 伊藤 洋輝

守備スタッツ - 伊藤 洋輝

ヒートマップ - 伊藤 洋輝

彼一人の責任ではないが、明らかに狙われており、63/91のパス成功率はDFとしてはつらい数字。

インタビューでは「相手のサイドハーフに釣られすぎないようにした」との事だが、1失点目は松本のカバーリングが一瞬遅れた事で良いクロスを入れられてしまった。

しかし終盤は松本のサポートで効果的なオーバーラップを繰り返し、チームを助けた。

ボランチで見てみたいが・・・


鈴木雄斗 4.5

攻撃スタッツ - 鈴木 雄斗

守備スタッツ - 鈴木 雄斗

ヒートマップ - 鈴木 雄斗

本職の右サイド起用で気持ちが入りすぎたか、前に行く気持ちが強すぎて空回りした印象の鈴木雄斗。

1失点目は相手に前に入られてしまい、2失点目も自分の裏のスペースに出されたパスをカットできず。

攻撃では良かった面もあるが、比較的早いタイミングで上がりすぎてスペースを自ら消してしまった。クロスも精度を欠いた。


遠藤保仁 5.0

攻撃スタッツ - 遠藤 保仁

守備スタッツ - 遠藤 保仁

ヒートマップ - 遠藤 保仁

ヤットさん包囲網もあり、今シーズン最小のパス数56。ミドルゾーンでヒールパス失敗も含むボールロストもあり、持ち味を完全に消されてしまった。

攻守で昨年ほどの凄みが減っており、守備強度の不足が目立ってしまう。

ヤットさんの起用にこだわるなら4-2-3-1のトップ下を試すべきではないだろうか。


山本康裕 6.0

攻撃スタッツ - 山本 康裕

守備スタッツ - 山本 康裕

ヒートマップ - 山本 康裕


政爺サッカーの最大の被害者 康裕。守備ではほぼ1ボランチ状態で、怪我しないか心配だ。ショートCKからダイレクトで素晴らしいクロス、ルキアンのゴールをアシスト。

アディショナルタイムに痛恨のパスミスをしてしまったが、疲労困憊の彼を責めることはできない・・・


松本昌也 6.0

攻撃スタッツ - 松本 昌也

守備スタッツ - 松本 昌也

ヒートマップ - 松本 昌也

データから見てもいつもより低い位置に押し込められた昌也。

パスコースが無い場面でも簡単に失わず、ドリブル突破で局面打開する姿は頼もしかった。

迫力のあるドリブル突破からカットインしてのシュートは惜しい場面。

唯一悔やまれるのは1失点目に繋がるドリブル突破を相手に許してしまった事。


山田大記 5.5

攻撃スタッツ - 山田 大記

守備スタッツ - 山田 大記

ヒートマップ - 山田 大記

絶好調の山田大記もチーム全体が良くなければ輝けない。

ルキアンからのパスをシュートした場面はDFに寄せられ良いコースに撃てず。

大森とのコンビネーションでチャンスメイクは良かったが、終盤は右WBにポジションを移し、疲労で効果的なプレーはできず。


大森晃太郎 6.0

攻撃スタッツ - 大森 晃太郎

守備スタッツ - 大森 晃太郎

ヒートマップ - 大森 晃太郎

やはりチャンスは大森から。大森が退いた後は決定機をあまり作れなかった。

チームとして大森に代わるチャンスメーカーがいないのも大きな課題だ。

4-2-3-1でヤットさんとトップ下をローテーションするのも1つの手か。


ルキアン 5.5

攻撃スタッツ - ルキアン

守備スタッツ - ルキアン

ヒートマップ - ルキアン

佐藤に蹴られた報復行為で1発レッドを出されたが、副審のおかげでなぜかイエローで済んだルキアン。なまじフィジカルが強いため、なかなかファウルを取ってもらえないが、明らかなファウルは審判の皆さんも取ってあげてほしい。またルキアンが大怪我してしまう・・・

ルキアンも忍耐力は上げなければならないが。

得点シーンはマークを剥がし打点の高い完璧なヘディング。

相手DF・GKに素晴らしいプレスでボールを奪うシーンもあったが、残念ながらゴールには繋がらず。


交代出場


大井健太郎 5.5

攻撃スタッツ - 大井 健太郎

守備スタッツ - 大井 健太郎

ヒートマップ - 大井 健太郎

ヤットさんと代わって出場。今ちゃんがボランチに上がり大井はCBへ。

スタッツ的には良いものの、危険な位置でファウルを犯し、ヒヤリとする場面も。


大津祐樹 5.0

攻撃スタッツ - 大津 祐樹

守備スタッツ - 大津 祐樹

ヒートマップ - 大津 祐樹

終盤ジュビロの疲労が目立つ展開だったためボールもあまり回って来なかったが、守備スタッツゼロってどうなの?という疑問が。

途中出場なのでもう少し運動量増やし、守備でも貢献してほしいところだ。


小川航基 5.5

攻撃スタッツ - 小川 航基

守備スタッツ - 小川 航基

ヒートマップ - 小川 航基

クロスに飛び込んだシーンは狙いは良かったものの、気持ちが焦ったか、少しだけDFより前に出てしまいオフサイドに。

ルキアンと2トップで張る形になったがあまり効果的とは言えず・・・


鈴木政一監督 2.0


試合後インタビューで選手への責任転嫁・サブの選手は信頼できないとも取れる発言は監督としてあり得ない。


采配に関しても疲弊しきった今野・康裕・山田・昌也は終盤チャンスを作れずにいた。

底上げの面も含め、曇った老眼鏡を拭いて、鹿沼含む若手選手にチャンスを与えるべきだろう。

ボランチの守備力不足・右WBの層の薄さを考慮し4-2-3-1を検討すべきではないか。


最新の戦術に長けた渡邉監督との監督の実力差で負けた事実に気づき、辞任を決断するのは今である。