こんばんは、神セーブです。
鳥栖戦、データで振り返ります。
スタッツ
シュート数以外は鳥栖が上回る結果となりましたが、走力で上回る鳥栖に対して走行距離・スプリント回数で上回ろうとは思っていない磐田。
狙うは鳥栖の裏のスペース。
そのためには鳥栖を自陣へ引き込みたい。
この試合の試合展開、結果から考えれば、スタッツの数値は悲観する必要はないのかなと思います。
スタメン
磐田はプレビューの予想が外れたのはボランチの鹿沼と右WBの吉長。
鈴木雄斗と大津祐樹がメンバー外というのは予想外でした。
鈴木雄斗は公式発表がないのでなぜ欠場したのかは不明、大津祐樹は突発性難聴で離脱ということですが、早期復帰を願いたいですね。
しかしリーグ戦初スタメンとなった真優くんでしたが、カップ戦でも活躍していたように、問題なくプレーしていましたね。
ファビアン・ゴンザレスは2ゴールの大活躍。
このままスタメン定着となるか。
鳥栖も大方予想通りでしたが、注目選手に挙げていた右WBの飯野選手がメンバー外。
原田選手がスタメンに入りました。
ゴール期待値
磐田 1.71 鳥栖 0.81
磐田は効率よく3ゴールをあげました。
ボールを持たせながらも前半鳥栖のシュートを0に抑えた守備も良かったと思います。
時間帯別パスネットワーク図
磐田
磐田は後半15分まではコンパクトな陣形を保っていたことが分かるデータになりました。
パスの線の色が薄い部分はパスの成功回数が少なかったことを示しますが、矢印の本数は多い。
これは多くの選手がボールに関わっていた事を示します。
この試合の磐田はポジショナルプレーがうまく出来ている時間帯が多かったです。
ポジショナルプレーの解釈は様々あるので、僕もこれが正解と説明する自信はありませんが、
この試合でやれていた事は、鳥栖の選手の間のスペース、いわゆる中間ポジションでパスを受けることが出来ていた。
そしてボールを受けた選手の空けたスペースや、ボールを受けた選手に引き付けられた鳥栖の選手が空けたスペースに次々と磐田の選手が走り込み、パスを繋いだり、ドリブルしたりしてチャンスメイクが出来ていました。
ポジショナルプレーが機能していると選手同士の距離感がよいので、ボールロストした後の即時奪回やセカンドボールの回収がしやすくなります。
2点目・3点目のシーンはボールロスト後の即時回収、良いポジショニングからのゴールだったと思います。
鳥栖
前半は後ろで回させることが多いデータに。
磐田の守備がうまくいっていた証拠ですね。
走行距離・スプリント回数
磐田
磐田はマリノス戦と比べて、各選手の走行距離・スプリント回数のばらつきが減っています。
これもポジショニングが良くなったことで走行距離・スプリント回数の平均化がされたと思われます。
鳥栖はやはり走行距離多いですね。
パク・イルギュの走行距離はすごいw
ジュビロ磐田 攻撃のポイント
サイドを揺さぶれ!
プレビューで挙げた、右サイド→左サイド→中央という揺さぶりではありませんでしたが、2点目、3点目は右サイドを攻略してのゴールでしたね。
2点目の崩しを掘り下げていきます。
12分19秒
リスタートのボールを受けた山本義道からパスを受けた上原はジエゴと岩崎の中間ポジションでフリーな吉長へダイレクトパス。
12分22秒
吉長へプレスに出たジエゴ。
そのジエゴのいた裏のスペースへ吉長はパス。
上原がそのスペースに走り込みボールを受ける。
12分23秒
右サイドタッチライン際でボールを前向きの体勢を作りながら受けた上原。
喰いついてきた小泉と田代の間のスペースにパス。
ここへオーバーラップしてきた山本が侵入してクロス。
12分27秒
山本のクロスははじかれたものの、セカンドボールを拾った鹿沼。
ここでまたもわずかなスペースへパスを出し、ファビアン・ゴンザレスがゴールを決めました。
この場面では中央に大森、
ファーサイドのスペースは松本が狙っていました。
この空いたスペースをうまく使い、パス&ゴーでチャンスを作れていたことはこの2週間のトレーニングの成果ですね。
素晴らしいゴールでした!
ジュビロ磐田 守備のポイント
速攻を出させるな!
ここもボールを奪われた後の守備で縦パス(ロングボール)を蹴らせない守備、
そして素早い帰陣でスペースを埋めることが出来ていました。
守備面の中断期間で改善されていた点はボールホルダーへのプレス強度アップかなと思います。
特に左サイドは松本昌也と大森のマークの受け渡しのところでボールホルダーへのプレスが甘くなる事が以前はありましたが、この試合では松本昌也が迷わずボールホルダーへ潰しに行く事で、その裏のスペースはグラッサ・鹿沼・大森の誰かがカバーに入る、といった連携が良かったです。
前半終了間際のゴール取り消しのシーンは松本昌也が取りきれず、マークのスライドが間に合わなくなりやられた場面でしたが、守備も良くなっていると感じました。
注目マッチアップ
ダイナモ対決!
松本昌也 vs 原田亘!
まさかの飯野選手メンバー外(笑)
ということで松本昌也選手と原田亘選手に変更です。
昌也は攻守のバランスが抜群でしたね。
守ってやられたシーンは前半終了間際のシーンのみ。
デュエルで負けない強さは頼もしいですね!
攻撃でも絶妙なタイミングとポジショニングで顔を出して、大森とのコンビネーションでチャンスメイクしていました。
原田選手はチーム3位のボールタッチ数を記録。サイドで起点となるプレーぶりでした。
スプリント回数はチーム1位を記録。
リスタート ダッシュ
ここから夢見た場所まで
上昇気流でスタートダッシュ 決めるよ 行け!
スピラ・スピカ
スタートダッシュより
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
〆
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2022/6/22 11:38
走り合い勝負にせず背後のスペースをを狙っての得点⚽
遠藤選手のパス数が少なかったことも含め、このスタッツもある意味目論見通りと言える勝利でしたね👏
ファビアンゴンザレス選手の序列は間違いないなく上がったと思います。
しばらくは(夏場の過密日程は考慮しつつも)ファーストチョイスとなるのではないでしょうか💡
P.S.
大津選手の早い快復を願っています!!