こんにちは、神セーブです。

東京ヴェルディ戦、プレビューしていきます。


今回は東京ヴェルディサポーターのマトさんと共同制作させて頂きました!


対戦成績


通算対戦成績は

磐田24勝 5分 ヴェルディ10勝。

しかしここ数年は引き分けも多いこのカード。


磐田は現在19勝11分9敗

得点66 失点42 得失点差+24

勝点68の3位。


前節は徳島のポゼッションサッカーの弱点を突いてカウンターから3得点し3-0快勝。


2週間の中断期間で良い準備が出来た様子。

このまま残り試合を全勝し、清水にプレッシャーをかけていきたい。


ヴェルディは現在19勝11分9敗

得点53 失点30 得失点差+23

勝点68の4位。


マトさんによる ヴェルディの"今"


東京ヴェルディは、前節のジェフユナイテッド千葉戦で劇的な勝利を収めました。


2点ビハインドの後半34分、途中出場の長谷川竜也がダイビングヘッドで1点を返し、反撃の狼煙を上げ、その10分後には染野唯月が文字通り身体ごと押し込む同点弾を決めました。


スタジアムは最高の盛り上がりを見せる中で、アディショナルタイムに中原輝のシュートがゴールに吸い込まれて逆転に成功。


自動昇格圏内を狙う東京ヴェルディにとって、近年苦手としていたジェフユナイテッド千葉との試合に、今シーズン戦績の良くなかった味の素スタジアムで逆転勝利という、最高の状態でヤマハスタジアムに乗り込むことになりました。


そして奇しくも、「日程くん」はこの結末が分かっていたのでしょうか。

東京ヴェルディとジュビロ磐田の勝ち点差は無し。


勝てば自動昇格の望みが繋がり、負ければプレーオフ圏内がほぼ確定と分かりやすい結果になります。


J1昇格争いを狙う両者にとって、負けは許されない好ゲームが期待できそうです。



予想スタメン


ヴェルディのスタメンはマトさんに予想して頂きました。


前節から変わらずのスタメンを予想。

もしジュビロのロングカウンター対策をするのであれば、林選手に変えて、平選手が入ってくる可能性もあるかと思います。


攻撃に関しては河村選手のところに、前節は途中出場ながらも、持ち味の「身体の強さ」で攻撃の起点を作り続けた山田剛綺選手が入るかもしれません。


また、前節は長谷川竜也選手が途中出場をしていましたが、怪我明けでコンディションがまだ全快とは言えないようなので、齋藤功佑選手が左サイドに入るかと思います。


磐田のスタメンは神セーブが予想。

前節と同じメンバーを予想しました。


得失点パターン

磐田の得点はセットプレーとクロスからが多いですね。


ヴェルディの得点はセットプレーとショートパスから生まれそうなデータになっています。



時間帯別得失点率


磐田の得点はどの時間帯も多いようです。


ヴェルディも16-30分、46-60分以外は高い得点率になっています。



マトさん的 注目ポイント



セットプレーを除けばクロスからの得点が多いヴェルディに対して、ジュビロはクロスからの失点が僅か1つ。


そして、敵陣でボールを握るスタイルを好むヴェルディですが、前節のジュビロは同スタイルの徳島からロングカウンターで三発のゴールを仕留めています。

相性だけで見るとややジュビロの方が有利でしょうか。


ただ、ヴェルディも城福監督が仕込んだ『堅守』を軸に、ボールを支配しながらじっくりと攻めるサッカーで着実に得点が奪えるチームができあがっています。


その攻撃のラストピースとして加入した染野唯月も、途中加入ながら5ゴールを挙げ、与えられた役割をピッチ上で果たしています。



勝利するのはホームアドバンテージのあるジュビロなのか、はたまたここまでアウェイ14戦連続負けなしのヴェルディなのか。この両者のぶつかり合いの行く末は予想すらできません。


PA内侵入傾向


ここ最近はドリブルでの仕掛けも増えている磐田。


ヴェルディもアウトサイドからのドリブル突破が他のチームより多いですね。


両チームとも守備時は4-4-2でブロックを組むことが基本形です。



マトさん的 注目選手


ジュビロ磐田

ジャーメイン良 選手


 結果を見たところ8月から得点こそないものの、直近の試合でジュビロの攻撃を牽引しているのは間違いなく彼だと思いました。


彼はボールを引き受けて周囲を活かすこともできるだけでなく、自らゴールを狙うプレーヤーでもあり、その多様性が脅威です。


 前節の徳島ヴォルティス戦では、チームがボールを奪ってからは素早く彼に預けて前進し、2〜3枚の少人数の選手でシュートまで持ち込む力強いプレーが見受けられました。


これはボールを支配するヴェルディにとっては、攻撃をしながらも「ボールを失った時に誰がジャーメインを抑えるのか」を考えないといけないほどだと思います。


 また競り合いにも強く、ジュビロとしてはボールを奪ったらアバウトなボールでもジャーメインがマイボールにしてくれることで攻撃がやりやすくなるのではないでしょうか。






東京ヴェルディ

染野唯月 選手


染野唯月は類稀なる得点能力を持ち、特にクロスに合わせる動きはJ2屈指です。

7月には2点ビハインドの試合で、わずか2回のヘディングで同点に持ち込む活躍も見せました。


また昨シーズンから「染野がゴールを決めた試合では負けない」と言われており、その記録は今シーズンも続いています。ふと気を抜くと、たった1人でスコアを動かしてしまうかもしれません。




 齋藤功佑 選手


ヴェルディの攻撃の中核を担っているのが齋藤功佑です。今シーズンはチーム最多の6アシスト、自身でも4ゴールを記録しています。


相手陣内でプレーをするヴェルディのサッカーにおいて彼の存在は欠かせません。



ボールコントロールの技術が高く、狭いスペースでもボールを失わず、どこにでも顔を出してボールを展開させるのが彼のプレーの特徴です。


プレー判断にも迷いがなく、常にゴールに繋げられるプレーを続けてくれる選手なのできっとジュビロにとっても脅威になると思います。




城福監督の言葉


ヴェルディのサポーターにとって忘れられない言葉があります。昨シーズンの最終戦で城福浩監督が発言した言葉です。当時のチームは6連勝でシーズンを終えながらも、プレーオフ圏内にさえ入れずに昇格を逃してしてしまいました。


その時のコメントがこちらです。


城福浩監督

「勝ち点3差で我々はプレーオフへの権利を自分たちで逃してしまいました。

ただ、今日選手たちに言ったのは、

『今日は本当の悔しさを味わうために戦う』

ということ。

やっぱり自分たちはダメだった。

自分たちの今シーズンはプレーオフに関係なかったということではなく、なんであの試合であのスルーパスにあのクロスに反応できなかったのか、あの守備ができなかったのか。

選手が本気でそう思えるようにするには勝つしかなかったです。」


(公式サイトより引用:https://www.verdy.co.jp/news/11364)


昨季は6連勝という素晴らしい成績でシーズンを終えましたが、それでも昇格に「望みすら」繋げられない結果となりました。


シーズン中の試合で、あのシュートをたった1本決められていれば、失点を1つでも防げていたら望みは繋がっていたかもしれません。

チームとサポーターはその後悔を身体で味わいました。


この経験があったからなのか、今シーズンは、「たられば」の言い訳を言わなくて済むような後悔のない試合を見せ続けてくれました。


昨シーズンの涙と大きな後悔を胸に、このジュビロ戦にかけるチーム・サポーターの勝利への執念は計り知れません。

好ゲームになることを期待しています。


ジュビロ磐田 

負けられない理由



対するジュビロも昨シーズン、伊藤彰監督を招聘し、J2を制した2021年のチームに戦術を上積みして、チームの基盤を作ろうとしました。


しかし2年間J2にいる間にプレー強度の上がったJ1で、戦術以前に闘えないことを思い知らされ、

勝点を伸ばせず、伊藤監督は途中解任、そして最下位で、わずか1年で降格。


さらにファビアン・ゴンザレスの契約トラブルでFIFAから1年間の新規選手登録禁止という厳しい制裁を受け、実質補強禁止という状況に。


全ジュビロサポーターがこの状態ですよ。



しかし、そんな状況の中、カタールワールドカップで好成績を収めた日本代表のコーチを務めていた横内昭展さんが監督を引き受けてくれました。


そして昨シーズンの悔しさを味わった選手たちの努力で、補強も出来ず、ゼロからのスタートとなったにもかかわらず、

J1で戦える基準、プレー強度を意識してチームの基盤を作りながら、3位という昇格を狙える位置に付けています。


困難を乗り越えてきたからこそ、今年のチームで、横内ジュビロでJ1に昇格したい。


ほとんどのジュビロサポーターはそう思っているでしょう。


ヴェルディ、ジュビロともに悔しさをバネに戦ってきた今シーズン。


勝ちたいという気持ちの強い方が勝点3を掴むであろう大一番。


10月28日 14:00 ヤマハスタジアム


運命のキックオフ。




今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!