期待の2021シーズン幕開け


優勝を目指すとキャプテンが公言するシーズンの開幕は、難敵の町田相手にドロー決着でした。

https://www.football-lab.jp/yama/report/?year=2021&month=02&date=28


スタメン


フォーメーション図

多分実態は、4-5-1で南がトップ下。attkが右サイドだったと思われ。


パスソナー・パスNW・エリア間パス


パスソナー・パスネットワーク

エリア間パス図

今季から追加されたデータ画像で見るとパスの流れが良くわかります。

パッと見、新加入組では藤田の貢献度の高さが目立ちますね。


開幕戦らしい?ゲーム展開


基本スタッツ

試合全体を通して、開幕戦らしい「重たい」「固い」「慎重な」試合となってしまいました。

昨年のまとめで書いたように、所謂「徳島型」の昇格を目指すために必須な相手を窒息させるようなボール支配はできず。

相手をわずかに上回る53%の支配率でした。

シュートも相手よりも少ない5本では、攻撃が死んでたとしか言いようが無いですね。


ラッキーな先制点とミスから招いた失点


先制点はFKの流れからヴィニのクロスが相手DF(水本)の処理ミスを招いてOG。

超ラッキーとしか言いようがない得点なので何とも。


逆に失点は残念な形。


中盤、あえて攻撃をスローダウンさせたタイミングでの新加入:山田(康)の凡ミスボールロストから相手に速攻を許してファウルで止める→相手FKからの、ラインコントロールの隙をつかれて失点。


山田(康)のロスト時に、おそらく石丸監督だと思われますが、関西弁で「フリーやぞ!(なんでロストすんねん!)」という怒声がDAZN中継で拾われてましたが、全山形ファンも同じ怒声を上げていたことでしょう。

昨季インタビューでボランチに求めることは?という問いに「絶対にボールを取られないこと(笑)」と答えていた石丸監督からすれば、痛恨のプレーだったと思われます。(嘆息)


停滞した攻撃


失点は残念な形でしたが、試合後の監督インタビューでは、やはり攻撃の停滞(というか、パスの繋がらなさ)を問題視されていたようです。

失点はしょうがないにしても、攻撃の迫力があまりにもなくてやりたい形の試合にならなかったことが結果につながらなかった要因で、そこは私も同意見でした。

パスソナーを見るとやはりヴィニに当てるパスがほとんどなかったことと、山田(康)からの展開が薄かったことが要因でしょうか。


明暗分かれた新加入ボランチ


山形のメンバーは、ボランチ2人以外は昨季から所属しているメンバーでした。

この新加入ボランチ2人の出来をみると

攻撃スタッツ - 藤田 息吹攻撃スタッツ - 山田 康太

パス数やパスソナー&NWを見る限り藤田はそれなりに貢献。山田(康)は失点に絡むミスを犯した点を加味して、物足りなさが残ったという感じでしょうか。

ただ、前半、南→山田(康)→南→attkでフィニッシュまで行ったシーンなど、要所で攻撃のスパイスとしての効きは見られていたので今後に期待でしょうか?

https://youtu.be/QYkH2AJN7KQ?t=22


総括:やはり今年もキャンプ長すぎ問題の影響あり?


毎年のことですが、開幕戦は「キャンプ長すぎ問題」の影響で動きにキレがない選手が多数。。。

今年は上記に加えて野津田の風の影響も結構あったかなという印象を受けました。

まぁ未だ1試合終わったばかりで、負けたわけでもないので、次戦に期待したいです。