内容的に完勝と言ってもいいが・・・


ほぼ相手に何もさせず、会心の勝利ともいえる東京V戦。

ただ、数値的には不満の残る面もありました。

データを見ながら振り返ってみます。


スタメン

フォーメーション図


前回からボランチを藤田→國分、右サイドをattk→中原と変えてきました。

Outした2選手はサブにも入ってなかったのでもしかしたらコンディションの問題だったかもしれません。


パスソナー・パスNW・エリア間パス

パスソナー・パスネットワーク

エリア間パス図

前の試合とは雲泥の差。よくパスが回っていた様子。特に前線、相手のゴールに近いエリアでのパス交換が目立ちますね。

左サイドが中心なのは昨年からの傾向だと思いますが、この試合では初先発の中原を中心とした右サイドでのボール回しも目立った印象です。


重圧を解き放つ先制点


開幕戦に比べればいくらか各選手の身体のキレも増していて、動きの良さが感じられました。開幕戦では風にも悩まされましたが、そういった気象的な難しさもなく、つなぎに入った時のボールの動きもスムーズに感じられました。


ただし、序盤は一進一退。むしろ若干ヴェルディペースかなという内容でした。


それを一変させたのが、13分のCKからの得点。

これによって各選手がプレッシャーから解放されてさらに動きが良くなったようでした。

今季力を入れているというセットプレーで早くも結果がでたのは良かったのではないでしょうか。


特異な東京ヴェルディ

パスソナー・パスネットワークエリア間パス図

先制点を奪ってからは徐々に試合の流れを引き寄せます。

ヴェルディは3バックでのボール回しから前線高い位置を取る両WDFや、3トップ目掛けてボールを差し込もうとしますが、これをことごとくひっかけてショートカウンターを展開します。

ヴェルディのパスソナーを見ると3人のDF間のパスが多すぎてわけのわからない画になってますね。。。


昨季から継続する課題

ゴール期待値


ゴール期待値を見ると一目瞭然ですが、期待値が3.5を超えているのに実際の得点は2点のみ。

試合のペースは掴んでも決めきれないという悪癖は昨季から継続したままです。

ボールキープに長けたヴェルディ相手なので、ボール支配率が下回るのは仕方がないにしても、これだけ期待値と実得点の差があるのは致命的。


シュートも合計25本も放ちながらたったの2点では内容的にいただけません。


この辺は今後に進化の余地ですね。


輝きを放った新戦力

攻撃スタッツ - 中原 輝攻撃スタッツ - 國分 伸太郎

この試合が移籍後初先発となった2選手はともに大活躍と言ってもいい内容。

中原は先制点につながるCK。國分も2点目につながる南への縦パスと攻撃で持ち味を魅せました。

次戦以降も先発継続でしょうか。引き続き、期待したいです。


次戦は因縁のAWAY松本。無敗でホーム開幕へ。


次戦は昨季非常に悔しい負け方を喫したAWAY松本戦。

ここも勝って何とか無敗でホーム開幕に繋げたいところ。

ヴェルディ戦のパフォーマンスを継続して、複数得点での勝利を期待します。