久しぶりに東京ヴェルディのサッカーを見たら面白かったので、レビューしてみます。(ガチサポの皆さんほど知らないので、ツッコミ歓迎です)
この試合の前まで(第5節まで)で、1勝2分2敗、6得点8失点。
数字だけ見るとあまりパッとしないですが、
引用:https://www.football-lab.jp/tk-v/match/
ボール支配率が全ての試合で相手より高く、平均で60%超え!
https://www.football-lab.jp/tk-v/?year=2019
によると2019年も55.2%でリーグ3位ですが、それをさらに上回ってきています。
得点パターンも(失点パターンも)豊富ですね。
さて、試合を見ていると東京ヴェルディのボールの持ち方として、
①守備時は4バック
②ビルドアップ時は3枚(左から5平、6高橋、2若狭)ので回す
⇒これは相手の千葉が2トップだったので+1の3枚で回していたのかどうか。相手が前に1枚しか残さなかったら、また形が変わるのかも。
③24奈良輪はビルドアップにあまり参加せず、高い位置を取る
⇒相手DFラインの位置まで上がってタッチライン際にポジショニングしたり、20井上とポジションチェンジしたりする。
④24奈良輪と19小池が、相手のDFラインの高さでタッチライン際まで開く
⇒相手のDFラインの横幅を拡げさせる
⑤後ろの3枚で回しながら、36藤田がセンターサークル付近でボール回しに関与
⇒相手の2ラインの縦幅を拡げさせる
…というように見受けられました。
>②ビルドアップ時は左から5平、6高橋、2若狭の3枚で回す
の部分、ヒートマップを見ると分かりやすいですね。
3人とも守備時のベースポジションより、1つ左側でのボールタッチが多くなっています。
>③24奈良輪はビルドアップにあまり参加せず、高い位置を取る
>④24奈良輪と19小池が、相手のDFラインの高さでタッチライン際まで開く
の部分も、同じようにヒートマップを見ると
このようになっており、特に24奈良輪は前述の3人との役割の違いがよく分かります。
ヴェルディの攻撃の面白いところは、ひとたび相手の守備にズレや綻びが生まれたらバンバン中央に入れてくるスイッチと、ペナルティエリア内にボールが入れば次から次へと選手が殺到してくる迫力ではないでしょうか。
第5節の甲府戦ではそういった魅力がゴールシーンとなって現れていました。
外⇒中⇒外⇒中とパスを回して、パズルを解くよう相手の守備網を剥がしてゴールに迫る様は見ていて味わい深いですし、その一方で、ボールを失ったときのリスク管理がまだまだでカウンター攻撃を喰らってしまう。
また、終盤になって相手がオープンに来ると、付き合うようにオープンになってしまい打ち合いになるところなどには、(いい意味で)まだ熟成しきっていないフレッシュさも感じます。
これからどんな熟成を見せるのか、期待して見ていきたいです!
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