川崎Fの優勝が決まり(中村 憲剛選手、おめでとうございます!)降格もない中盛り上がりに欠けるJ1終盤戦ですが、個人的には興梠 慎三選手が9年連続2桁得点を達成できるかが気になっています。


これまで9ゴールをあげ、残り4試合1ゴールとハードルが高くはないような気もしますが、折角なので今シーズンと過去の成績からゴールをあげられそうか推測してみました。ちなみに、データは定番のFootball LABから拝借しました。


まず興梠選手の成績ですが、ご覧の通り得点王を競った2017年の20ゴールを筆頭に毎年コンスタントに出場時間とゴールを伸ばしています。これだけ計算できる選手がいることは、チームにとってもファンにとってもありがたいですし頼もしい存在です。



比較対象として2017年得点王の小林 悠選手の成績も載せておきます。

こちらも2桁得点5年目という素晴らしい成績で、川崎Fの躍進を支える存在ですね。今後どれだけ記録を伸ばせるか期待してみていきたいです。



この記録から、残り4試合のゴール数を推定するため今シーズンと過去シーズンにおける下記項目を追加しました。


  • 平均出場時間
  • 1シュートにかかる時間
  • 1ゴールにかかる時間



数字を見てみると、2020年の興梠選手は1試合当たりの出場時間は短くなった(64.9分)ものの、相変わらず高いシュート成功率(25.0%)を記録しています。今シーズン得点は伸びていませんが、シュートとゴールにかかる時間(46.9分 / 187.4分)はこれまでの平均とあまり変わらず、極端に成績が落ちているというわけではなさそうです。さすがの安定感ですね。



ということで、上の数字を基に残りのシーズンをこれまで通りのプレーをすると想定して計算してみると。


総出場時間:平均出場時間 64.9分 x 4試合 = 259.6分

総ゴール数:259.6分 ÷ 1ゴールにかかる時間 187.4分 = 1.4ゴール


となり、無事2桁得点達成となる見込みとなりました。よかったよかった。


まあ、実際の結果はこうなるとは限りませんし、メンバー選考もこれまでとは変わる可能性もあるので、記録達成できるかどうか楽しみにしながら試合を見ていきたいと思います。



ちなみに、今回数字を見ていて一番感心したのは、今シーズン小林悠選手約15分に1回シュートを打ち、90分で1ゴールと量産している点でした。こんな選手が何人もいる川崎、恐るべし・・・

来シーズンは川崎の独壇場にならないよう、他のチームにがんばってもらいたいです。