2021.4.30 update データによってサッカーはもっと輝く Football LAB https://www.football-lab.jp/


まずはチームデータから


2021.4.30 updateまでの順位表

試合数が揃っていないのは注意

得点が多く、失点が少ない川崎が首位独走でいまだ無敗。

ゴール期待値と被ゴール期待値

ゴール期待値ではマリノス、コンサドーレの次である3番目の川崎だが、被ゴール期待値では一番少なく1位となっている。被ゴール期待値の順位が3位までは一致しているので、ここまでの順位はいかに失点を少なくするかが重要だったようだ。

チャンス構築率(チャンス構築率 シュート数÷攻撃回数により算出)

チャンス構築率トップはコンサドーレ、川崎、鹿島の順。攻撃回数では、マリノス、鹿島、柏、神戸、川崎と続き、チャンス構築率と一致するわけではなく、コンサドーレは12位なので攻撃回数が少なくてもチャンスを作れている。シュート成功率では、川崎、マリノス、FC東京、神戸、名古屋、サガン鳥栖と続き、失点の少ないチーム(名古屋、鳥栖)が上位に現れるが、少ないチャンスを決めているようだ。

被チャンス構築率トップは川崎、鹿島、名古屋、鳥栖、柏と続く。被攻撃回数では大分、浦和、清水、横浜FC、徳島と続き攻撃を受ける回数が少ないが、下位は鹿島がトップ、マリノス、湘南で攻撃を受ける回数が多くなっている。

AGIとKAGI

KAGI,AGIとはhttps://www.football-lab.jp/pages/kagi/

個人的な要約:直接的なプレーだけでなく、チーム全体としての守備(攻撃)を評価する指標

KAGI

「守備の際にどれだけ相手を前進させなかったか、相手を自陣ゴールに近づけなかったか」チームの新守備指標「Keep Away from Goal Index」、略して「KAGI」

具体的には、

相手の攻撃時間のうち、自陣ゴールから遠い位置でボールを持っていた時間の割合が高い

相手の攻撃が始まってから、自陣のペナルティエリアまで到達するのにかかった時間が長い

場合に高い評価となるように指標化

AGI

また、「KAGI」と対になる指標として、「攻撃の際にどれだけ相手ゴールに近づけたか」を「Approach Goal Index」、略して「AGI」

攻撃時間のうち、相手ゴールに近い位置でボールを持っていた時間の割合が高い

攻撃が始まってから、敵陣のペナルティエリアまで到達するのにかかった時間が短い

場合に高い評価となるように指標化

AGIの上位は川崎、マリノス、鹿島、コンサドーレ、FC東京

KAGIの上位は川崎、広島、鹿島、柏、名古屋

順位表の上位にいる鳥栖がどちらでも上位にでてこない。AGI+KAGI(総合力)として見るとどうなるのだろうかと思い、AGIとKAGIを単純に足し算し、順位を出してみた。現在の順位とAGI+KAGIでは異なる印象になり、特に鹿島が上位に来ているのがいままでのプレーは間違っていないのではと思った。AGI+KAGIではチームとしての総合力が見れるのではないかと思うが、さらに個人の能力(対人能力、決定力など)が加わると現在の順位になるのかもしれないし、長期的にはAGI+KAGIの順位に近くなるのかもしれない。チームとしての指標としてはAGI+KAGIはよさそうに思う。

ボール支配率の上位はマリノス、札幌、徳島、神戸、浦和、川崎。意外にも川崎が上位ではなかった。下位は福岡、湘南、仙台、清水、FC東京。プレースタイルが大きくでているように感じる。

ここからチームスタイル指標

川崎は右サイドの攻撃があまりないがバランスがよい、両サイド攻撃が高いマリノス、中央攻撃とショートカウンターの札幌、カウンターのFC東京

シュート率

セットプレーからのシュートが多い鳥栖、福岡、札幌。左サイドは清水、鹿島、川崎が高い。中央は広島、清水、鹿島、川崎が高い。右サイドは川崎、大分、徳島、仙台が高い。ショートカウンターは川崎、仙台、広島、札幌が高い。ロングカウンターは川崎、名古屋、広島、札幌が高い。敵陣ポゼッションは鳥栖、川崎、広島、徳島が高い。自陣ポゼッションは清水、札幌、マリノス、ガンバが高い。

チームスタイルとシュート率はあまり一致しないが、ショートカウンターはそのままシュートにいけることが多いようでおおよその相関はありそうだった。

各攻撃のサマリーではさらにどのような攻撃使用率か、ゴール率はどれくらいかがでており、川崎のゴール率が特に高く、シュート率とゴール率が高いのが一致しているがわかる。

ここからチャンスビルディングポイント

チームとプレイヤーのポイントがでてくる。

攻撃では川崎、マリノス、広島、札幌が上位。

パスポイントは攻撃と上位が一緒となっている。川崎、マリノス、広島、札幌が上位。

クロスポイントではマリノスがトップだが、セレッソが上位にきている。

ドリブルでは札幌がトップ、上位に名古屋がきている。

パスレシーブではパスのポイントが高い川崎の選手が上位に。

シュートポイントでは、川崎、札幌、セレッソ、広島が上位

ゴールでは川崎、セレッソ、鳥栖、広島、マリノスが上位に。鳥栖が上位になっている。札幌は8位と低くなっている。

奪取ポイントでは川崎、名古屋、福岡、神戸が上位に。

守備ポイントでは福岡、鳥栖、湘南、セレッソが上位に。名古屋が5位で低くないがトップでもない。

セーブでは大分、札幌、清水、浦和が上位に。シュートを受ける回数が多く、セーブすると上位にくると思われる。川崎は最下位になっているが、シュートを打たれる回数が少ないためだと思われ、最下位だからといって悪いことではなさそうだ。

ここから選手データ

ゴールランキングではレアンドロダミアンとアンデルソンロペスがトップだが、ゴール期待値ではアンデルソンロペスがトップになっている。

アシストランキングではレアンドロダミアン、山根、松田陸。ラストパスランキングでは三笘、福森、脇坂が上位。

ここからプレースタイル指標

下記の指標がある。

決定力ではアンデルソンロペスがトップ、ドリブルでは金子がトップ

パスチャンスでは三笘、クロスチャンスでは蜂須賀がトップ

ビルドアップでは畠中がトップ、自陣空中戦では荒木がトップ

守備では菊池がトップ、ボール奪取ではジョアンシミッチがトップ

カバーエリアでは小泉がトップ


川崎の選手が多く上位にいるのがわかる。