2021.4.24の試合まで更新の Football LABデータ2021J2データを眺めてみる https://www.football-lab.jp/

チームデータは2021.5.4 updateされていた

ゴール期待値の順位では京都、ジュビロ、甲府、長崎、FC琉球となり、新潟は8位となるが、差分が0.978もありJ2リーグトップで特殊な位置(外れ値なような位置)にいる。ゴール期待値でとれる倍の得点を取れているというのが首位独走の理由の一つであると思われる。ただ、今後試合数が多くなるとこのゴール期待値以上のゴールをこのまま維持できなくなるときが来るかもしれない。

被ゴール期待値では甲府、山形、千葉、京都、新潟が失点しにくくなっている。得点も取れて失点も少なくなるようになっている京都、新潟が上位に来ているのも納得できる。千葉が失点しにくい=守備が良いという状況になっているというのが発見だった。

チャンス構築率

チャンス構築率の上位は京都、長崎、FC琉球と上位チームになっているが、新潟は7位と低い。新潟のみ離れた位置で、シュート成功率が20.2%(1位)とずば抜けているが、チャンス構築率は10.2%(7位)、攻撃回数は19位とリーグでも低い。

被チャンス構築率

上位は山形、栃木、秋田、甲府、京都と続く。首位の新潟は被チャンス構築率では8位で上位ではないが、被攻撃回数1位、被シュート3位、被ゴール1位、被シュート成功率2位と上位になっていた。また、被攻撃回数2位はFC琉球であり、被シュート19位、被チャンス構築率21位、被ゴール2位、被シュート成功率1位となっていた。FC琉球は現在2位だが、チャンスを作られ、シュートも打たれているが、ゴールを割られず、相手のシュートを成功させていないことが上位にいる理由と思われる。

AGIでは京都、山形、栃木、長崎、秋田が上位にきている。

ポゼッションのチームであるので、新潟はAGIの数値は低いのではないかと思う。ボール保持する時間が長いとペナルティエリアまで到達する時間が長くなると思われる。北九州、ヴェルディもボール支配率が高いので同様と思われるが、ジュビロはボール支配率が高くてもAGIの順位は高いので、相手ゴールに近い位置でプレーしている時間が長いのかもしれない。

(AGI

攻撃時間のうち、相手ゴールに近い位置でボールを持っていた時間の割合が高い

攻撃が始まってから、敵陣のペナルティエリアまで到達するのにかかった時間が短い)

KAGIのトップは町田、京都、長崎、千葉、甲府。町田はハイプレスをしているが、前線からプレスをかけるチームはKAGIの数値が高くなると思われる。チームのボール支配率が高いチームである新潟、ヴェルディ、北九州はKAGIの数値も低いが、ここでもジュビロは比較的数値が高くなっている。

AGIとKAGIの両方で上位なのは京都、長崎、甲府であるので、今後決定率などが上がればいまよりも上位の順位になる可能性がありそうだ。

得点

甲府、岡山はセットプレーからのゴールが多いようだ。上位のチームではセットプレーとクロスからのゴールが多い。

失点

失点が多いチームはこぼれ球からの失点が多い。セカンドボールが回収できていないのかもしれない。

ボール支配率

上位は新潟、ジュビロ、北九州、ヴェルディであり、新潟が60.2%と飛びぬけて高い。下位は秋田、相模原、栃木、愛媛であり、J3からの昇格チームが2チームとも入っており、昇格年でボール支配率を高くして戦うのは難しいようだ。秋田のボール支配率は38.7%と飛びぬけて低い。

チームスタイル指標は2021.4.24の試合まで更新されていた

上位2チームはどちらも敵陣と自陣ポゼッションが高い。傾向として上位のチームではスタイルが上位か中位のことが多いが、下位のチームはどのスタイルでも下位のことが多い。

新潟はショートカウンターと中央からのシュート率が高い。琉球はどのスタイルからでもシュートができているようだ。京都は右サイドからのシュートが多いが、スタイルでは低くなっている。中央、左サイドで攻撃し、最後のシュートは右で打つことが他のチームより多いようだ。ジュビロは自陣でボールを持ち、右サイドからの攻撃をするが、シュートはどの攻撃からでも打てているようだ。秋田は右サイド、ショートカウンター、ロングカウンター、セットプレーから攻撃しているが、敵陣ポゼッションからのシュートがJ2リーグで一番多い。セットプレーとカウンターが多いイメージがあったので意外だった。

チャンスビルディングポイントは2021.5.4 update

上位のチームが攻撃ポイントが高い。J2昇格の両チームはどちらも下位となっている。

チームごとの1位は

攻撃、パス、クロス ジュビロ

ドリブル 長崎

シュート 京都

ゴール 新潟

奪取 金沢

守備 相模原

セーブ 町田

となっていた。

ジュビロが3つのカテゴリーで1位となっており、チーム力の高さが表れている。

プレースタイル指標2021.5.4 update

一部を紹介、おおよそベスト10まで

決定力、ドリブルチャンス

パスチャンス、ビルドアップ

守備、ボール奪取