ボールを支配し、走り勝った試合だったようだ。

走行距離、スプリント回数では札幌がジュビロを上回っている。

ゴール期待値ではジュビロは前半ほとんど上がらず、後半も3回ほどのチャンスで0.51までは積み上げたが大きくは伸びなかった。札幌はどの時間帯でもゴール期待値を積み上げており、ゴールを決めたのは前半の早い時間帯と後半の最後の方だった。試合の流れを決めるような早い時間と最後の勝負を決めるような時間帯で得点できたのが大きいように思う。

基本スタッツゴール期待値


パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク

コンサドーレ

シャドーの選手までパスが多くつながっている。パス本数は高嶺が最も多く、高嶺は左サイドに降りてくることも多いので右サイド方向への長距離のパスが多くみられ、左の斜め前、右方向へのパスも多い。福森もポジションが近いので高嶺とパスの傾向が似ており、左サイドから右前方への長距離のパス=サイドチェンジのパスが多い。駒井は左右へのパスが多い。サイドの選手では菅よりもルーカスのほうがパスが多く、右ではパス交換、左では縦方向へのパスが多かったようだ。

ジュビロは遠藤保仁選手を中心に右サイドでのパスが多かったようだ。


時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図

時間帯別パスネットワーク図ではジュビロは前半なかなか相手陣内でプレーできていない。後半は右サイドで相手陣内でプレーできていたようだ。




エリア間パス図エリア間パス図

コンサドーレは自陣左サイド高い位置でのパスが多く、左右からペナルティエリア内へのパスが多くみられる。

ジュビロはバイタルエリアまではパスが通っているが、ペナルティエリア内へのパスが見られない。また自陣、特にゴール前エリアでのパスが多い。引き込んでカウンターというよりも前にうまく運べなかったのではと思われる。


ボールロスト位置ボールロスト位置

ボールロスト位置

ボール保持していたコンサドーレが自陣のディフェンシブサードでのボールロストが見られない

ジュビロは自陣ディフェンシブサードでのボールロストが多く、アタッキングサードの特に右サイドでのボールロストが多く見え、この位置はパスソナー・パスネットワークでもパスが多いが、その分奪われる回数も多かったようだ。ジュビロは攻撃をしてもゴール前までにコンサドーレ守備陣にボールを奪われることが多かったようだ。


走行距離・スプリント回数走行距離・スプリント回数

コンサドーレでスプリント回数が多いのは圧倒的に金子、次にルーカスが多く、駒井、菅、ガブリエルシャビエルも多い。

ジュビロでスプリント回数が多いのは松本、鈴木、金子で走行距離も多く走っている。

どちらのチームでも多くの選手はスプリント回数が10回以下が多い


個人スタッツ

攻撃で目立つのはルーカス、金子、シャビエル

ルーカス、金子はともにラストパス4、クロス6で枠内シュートが1と3と目立つ。

次にラストパスとクロスが多いのがシャビエル。

攻撃スタッツ - ルーカス フェルナンデス攻撃スタッツ - 金子 拓郎攻撃スタッツ - ガブリエル シャビエル


守備スタッツでは

田中駿汰、岡村大八がクリア、ブロックが2と4

守備スタッツ - 田中 駿汰守備スタッツ - 岡村 大八

ボール奪取のイメージが多い高嶺は5

守備スタッツ - 高嶺 朋樹

攻撃でも貢献の大きいルーカスと金子はタックルが多くなっており、金子のこぼれ球奪取はチームトップの7だった。

守備スタッツ - ルーカス フェルナンデス守備スタッツ - 金子 拓郎



GK比較

GKスタッツ - 菅野 孝憲GKスタッツ - 三浦 龍輝ヒートマップ - 菅野 孝憲ヒートマップ - 三浦 龍輝

被シュート数とパス数が目立ち、ボールタッチ位置とヒートマップでは菅野のプレー位置が高い。三浦選手もボールタッチ位置が広い



ペナルティエリア内タッチ数はシャビエルが圧倒的に多い9だった。

ペナルティエリア内でボールを多く触れており、チャンスを作れていたようだった。

金子5

ルーカス2

高嶺4

ガブリエルシャビエル9

興梠3

キムゴンヒ3

スパチョーク2、ペナ角でプレーできている。

ヒートマップ - 金子 拓郎ヒートマップ - 駒井 善成ヒートマップ - ルーカス フェルナンデスヒートマップ - 高嶺 朋樹ヒートマップ - ガブリエル シャビエルヒートマップ - 興梠 慎三

ヒートマップ - キム ゴンヒヒートマップ - スパチョーク


ジュビロの右サイドで多くプレーしている選手のボールタッチ位置とヒートマップ

危険な位置でプレーしているのは杉本、ファビアンゴンザレス選手だが、ペナルティエリア内まではなかなか進入できなかったようだ。

ヒートマップ - 山本 義道ヒートマップ - 上原 力也ヒートマップ - 杉本 健勇ヒートマップ - 鈴木 雄斗ヒートマップ - ファビアン ゴンザレスヒートマップ - 遠藤 保仁



北海道コンサドーレ札幌 2022マッチレポート | 9月11日 vs 磐田 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2022&month=09&date=11 #footballlab


最後にfootballlabのほうのスタッツを見てみると

パス成功率が82%と69%

ペナルティエリア進入が20と3

チャンス構築率が17.9%と4.5%

と差が大きくでていた。