戸田さん解説を聞いて勉強しようの回。
今回のカードはアルベル監督を迎えてテンポの早いサッカーを志向するFC東京vs開幕8戦で未だに勝ち星のない神戸。
試合を観ていない方はハイライトをご覧下さい。
そして恒例の戸田さん解説動画。
結果は3-1FC東京の勝利。
前半は苦しんだものの、後半の怒涛の3連続得点で勝負を決めた。
目次
①詰めの甘さ
②スプリントの差は…?
③終わりに
①詰めの甘さ
ゴール期待値を観ても分かるように前半途中までは神戸ペースであった。
FC東京は外切りプレス(詳しくはこちらをご覧下さい)をしてくるが、足元の技術の高さを見せつけ見事にプレスを回避していた。
そのキーマンは大崎であった。
タッチ数は少ないながらも簡単にサイドにはたくことで、プレスをかけてくるFC東京WGの裏のスペースを有効活用していた。
そして、プレスを回避した後も左サイドでは汰木&大迫、右サイドではボージャン&イニエスタが良い連携で崩して前進することが出来ていた。
しかし大迫やイニエスタがサイドに流れて崩しに参加している分、ゴール前で仕事をする選手が山口蛍くらいになってしまっていた。
そのため、せっかくサイドを突破してもゴール前で脅威を感じさせる場面はそう多くは無かった。
②スプリントの差は…?
しかし、戦前の予想通りFC東京にペースを上げられると神戸はついていくのに苦労し始める。
チームとしてプレースタイルの差もあるのだろうが、スプリント回数の差は顕著に表れた。
年齢や意識の差も多少影響しているのかもしれないが、自分が一番影響しているかなと感じたのはプレスのかけ方である。
自分が前回観戦した横浜FM戦(詳しくはこちらをご覧下さい)でも対横浜FMに合わせたプレスのかけ方を考案しそれに合わせてイニエスタやサンペールをベンチに置いていたが、策に溺れすぎて選手起用や選手自身の判断速度に影響してしまっているように思える。
今節でも4-4-2気味で守ること自体は良いものの、ハイプレスではボージャンを2トップの位置に置き、ブロックを組む時はイニエスタを2トップの位置に置くなど守備局面での連続性に欠けてそこが穴になっていた。
イニエスタに守備でも負担を強いたくないという点が大きいのだとは思うが、この守備の局面を整理できないと大量失点の沼から抜け出せないままであろう。
③終わりに
神戸のリュイス監督は暫定監督という難しさはあるものの、後半での怒涛の選手交代・配置換えには正直目が点になった。
もちろん意図があった上での采配ではあるのだろうが、選手目線でもかなり混乱するだろうし第三者目線からしてもまるでランダムガチャの様相であった。
最終的にはバランスの取れた配置を見つけて攻勢を強めていただけに、プランBをしっかり準備して選手に共有した上で試合に臨めば勝利はそう遠くないはずである。
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2022/4/13 14:11
大崎選手は昨シーズンからボランチ起用の際はうまくボールを捌いてチームを助けてくれていると思います👏
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Takuto Murayama
2022/4/15 08:46
神戸のスプリントはそんなに少ないんですね
>しかし、戦前の予想通りFC東京にペースを上げられると神戸はついていくのに苦労し始める。
現状、神戸の1試合平均スプリント回数は165回でリーグ16位なので、ここは簡単には解決できない課題になりそうですね…。
逆にその差を上回るだけの違いをどこで作れるか、に期待しています💡
トランジションの局面が重視されることが多くなる中、違う局面で圧倒するサッカーがあるのであればたしかに見てみたいですね!