「日本は決定力不足」とよく言われますが、今年はオルンガ選手が得点王に輝き、これでJ1は3年連続助っ人選手が得点王を獲得しました。(昨年は仲川選手も獲得)


2017年は小林悠選手でしたが、J1リーグは「日本人選手は決定力不足=外国籍選手にゴールを頼っている」のか、得点ランキングの内訳を調べてみました。Football LABさんに掲載されている2012年~2020年のデータを対象としました。



まずは、歴代の得点王をまとめてみました。


これを見ると、日本人選手6人、外国籍選手5人でほぼ五分。最近は外国籍選手が得点王を取る流れが続いていますが、決して外国籍選手の独壇場ではなさそうです。



では対象を広げて、得点ランキング上位の選手ではどうでしょうか。今年はトップ10(12人)のうち、8人が助っ人でした。


こちらも2012~2020年のランキングトップ10を対象に集計してみました。


トータルでは日本人選手が6割ほどを占め、得点王の割合と似たような結果となりました。


ただし2012~2015年は日本人選手の数が優勢で、近年は外国籍選手が割合を上げてきているように見えます。これは日本人選手が海外へ積極的に挑戦するようになった一方、実力のある外国籍選手がJリーグに長く在籍している影響...なのでしょうか(笑)。



いずれの結果も6割ほどが日本人選手でしたが、そもそもの選手の割合を考えると外国籍選手の割合は多いと言えるかもしれません。この情報だけで決定力不足うんぬんは語れませんが、これは他のリーグではどうなのか、気になるところです。


今季得点王のオルンガ選手の去就が注目されていますが、来季も外国籍選手が得点王を取るのか、日本人選手が取るのか、注目ですね。