メンバー                  


【メンバー交代】

55分

上形 → 高

中山 → 野瀬

65分

岡野が二枚目の🟨で退場処分

68分

前川 → 前田

4-4-1に変更(前田 →CH、高 1トップ)

79分

岡田 → 池髙

坂本 → 夛田


メンバーの入れ替えは2名。

(IN 前田、池髙 OUT 高吉、平原)

先週とスタメンは変わらず。

前田と池髙が今シーズン初のメンバー入り&初出場。

岡野はプロキャリア初めての🟨と🟥を1試合で一気にもらう辛い経験をしてしまった。


スタッツ                  


基本スタッツ


退場で一人少なくなった割にはそれほど悪いスタッツではない。一方的にボールを握られるわけでもなく、シュートもそれなりに打てている。攻守のゴール前でのクオリティの差がスコアに現れたかなという印象。


ゴール期待値


攻めていた割に大きなチャンスを作ることがなかなかできなかった。ゴール期待値だけで見ると、概ね妥当な結果となった。前半ペースを握れていたので、その間に多くのチャンスを作り得点に繋げたかった。チームとしては攻撃よりも深刻なのが守備で、とにかくチャンスを作られすぎる。守備の立て直しは急務だろう。


パスソナー・パスネットワーク


前川、永野、岡野を経由して中央を絡めた攻撃を展開したい意図は見える。相手を中央に集めて外に展開する形をもっと作りたい。あとはCFでボールをおさめる時、フィニッシュを狙う時のアクションの質を上げていきたい。


試合の流れ                   


あいにくの天気の中、鹿児島との九州ダービーが始まった。

開始直後に上形が枠を捉えたシュートを放つなど、悪くない立ち上がりを見せる。攻守の切り替えが早く激しい展開が続くが、両者ともなかなかゴールを割ることができない。

30分過ぎから流れが徐々に鹿児島へ傾き出すと、37分に長谷川がゴール付近で藤本選手にボールを奪われ、そのままシュートを打たれてしまう。このシュートは後藤が弾いたが、端戸選手に押し込まれ先制点を奪われてしまう。

後半に盛り返したい北九州だが、鹿児島の猛攻の前に防戦一方となる。

流れを変えるべく、選手交代を行いパワーアップをはかると、徐々に反撃を開始。野瀬や岡野がシュートを放ち相手ゴールに迫る。

しかし、65分に岡野が二枚目のイエローカードをもらい退場。数的不利となってしまう。

同点に追いつきたい北九州だが、鹿児島に押し込まれる展開が続きなかなか反撃することができない。すると試合終了間際の89分。またもや自陣ゴール付近でボールを奪われると、素早く中央へ送られ有田選手にダメ押し点を決められてしまう。

今の北九州に反撃する力はなく敗北。またしても鹿児島に勝利することはできなかった。

これでリーグ戦は7試合未勝利となった。


良かった点                 


少しずつながら攻守ともに改善


攻撃については、前半30分くらいまでペースを握って、チャンスを作ることもできている。選手同士の距離感も改善され、きちんとボールをまわしながら前進させることもできている。

圧倒的に足りないのは最後の部分の質で、ここが良くなれば得点を重ねることが可能だと思う。

守備についても無闇に前から激しくプレスに行くことはやめて、ハーフウェイライン付近まで引いてからの守備に切り替えた。4-4-2で満遍なくスペースに人を配置して守っている。立ち位置が定まったので、こちらも選手同士の距離感が良くなりカバーリングもしやすくなった。

結果がついてこないが、確実に前進していると感じる。


良くなかった点                


なぜ失点してしまったか


1失点目、2失点目ともにペナルティエリア付近でボールを奪われるところから始まっている。

共通するのはボールホルダーが次にパスを出す先に迷っているところにプレスをかけられているところだ。

もちろんボールを保持する選手の判断力を含めた力量の問題は有るとは思うが、それ以上に周りのフォローが足らなかったのではないだろうか。顔を出すことは基本的なことなので、もちろんやっていたのだろうが、それが足りなかったのだと思う。

もったいない失点だったなと感じた。


どうやって得点するのか


どこで得点を取りたいのかがハッキリしていない感じを受ける。

両サイドハーフに得点を期待しているのなら、もっとCFはポストプレーを頑張って時間とスペースを作らないといけない。

CFに得点を取らせたいのであれば、前川や平原のように低い位置に下がってきて展開を助ける動きは最小限に留めてゴール前での仕事に集中させないといけない。

今節は前川が受けて大きく展開するシーンが多く、ゴール前には上形しかいないシーンが目立った。それでは相手も対処が楽なのでゴールは難しい。

今のCHの組み合わせ方なのであれば、CFはボックス付近で勝負できる選手を起用するほうが得点が望めるのではないだろうか。

そのあたりの方針もそろそろ固めてほしい。


順位表                    


とうとう最下位に転落。

ダンゴ状態なのでいくつか勝てば一気に順位を上げられるのは不幸中の幸いか。

今シーズンはJ3にも降格があるので、まずは降格圏から脱出したい。


次節の対戦相手                  


ホームで宮崎と対戦。まだ2度しか対戦経験がないが、負けなしと比較的相性は良い。下位同士の対戦となるので、どちらも必死で勝利を目指してくるだろう。

宮崎はクロスやセットプレーからの失点が多い上に、ショートパスでも崩されていることが多い模様。

前回対戦で大勝した時のように、得意なパターンに持ち込みたい。



左サイドを起点に侵入してくることが多い。左右問わずポケットを狙うことが共通理解としてありそうだ。

ポケットに侵入してくる選手はもちろん、折り返しのパスを受けに来る選手のケアが大事になる。



満遍なく攻められているが、右サイドを起点にされていることが多い。右のハーフスペースをよく使われているので、ここの守備に難がありそう。

岡田と乾にCHを絡めて上手く攻めたい。

クロスを入れられている数が多く、サイドの守備はそれほど厳しくないことが予想されるので、サイドバックは落ち着いて良いクロスを入れてほしい。


感想                        


非常に厳しいというしかない敗戦だった。特に失点の仕方が残念だった。

ここ数年のテーマである判断力が、パスの出し手にも受け手にも欠如していたように思う。

退場者が出るなど、最後まで悪い流れのまま敗戦は悔しい。全員が「なんとかしなければ」と思っていることはとても伝わるが、それぞれに頑張り出しているように感じる。だからこそ、田坂監督も後日グループワークを導入するなどして、チームとしての意見交換とまとまりを選手たちに求めたのではないだろうか。

一度落ちるところまで落ちたので、上だけ目指して頑張って欲しい!



引用元

ギラヴァンツ北九州公式Twitter

ギラヴァンツ北九州公式You Tube

Jリーグ公式HP

SPORTERIA

J LEAGUE Data Site