韋駄天・DAIZEN

今年も夏のウィンドーで加入した新メンバーが強烈なインパクトを与えているF・マリノス。

今回はその中でも異次元のスピードスターにスポットを当ててみたいと思います。


8/15からの5連戦に出場中の前田大然。

いずれも先発・途中交代ながら、そのスプリント数が驚異的です。

参考元:Jリーグ公式サイト


〇第10節 vs大分


〇第11節 vs清水


〇第12節 vs広島


〇第29節 vs札幌


〇第13節 vs神戸


途中交代しているのにほぼチームトップのスプリント数。

これはマリノスのスピードスターの双璧「ハマのGT-R」仲川輝人も、ハイラインを支えるチアゴ・マルチンスも置き去りにする数字です。


走行距離をならした値でも比較してみましたが、やはり圧倒的です。

ここは終盤に投入された選手が上位に来る要素ですが(フレッシュな状態、オープンな展開になりがち)、それでも引けを取りません。


「スプリント」の定義は時速24km(50m7.5秒)以上とされていますが(参考:Football LAB)、もしかしたら彼にとっては余力を残したダッシュでもこれだけのスピードが出せてしまうのかもしれませんね。



さらに各試合を比較してみます。

加入後初出場で「今までで一番良くないサッカー」(ポステコグルー監督)で敗戦を喫した大分戦では、距離当たりのスプリント数がやや落ちています。本人もまだ順応していない旨のコメントを残していたように、プレーの迷いが数字に表れたのかもしれません。

その後の3連勝、特にポステコグルー監督も「今シーズンのベストゲーム」と絶賛した広島戦は抜群の数字になっています。攻撃時のスペースへの抜け出しだけでなく、前線からのプレスやネガトラ時の長い距離のプレスバックなど、DAZNで観ていてもその数字を裏付けるようなプレーが随所に見られました。

今後も連戦が続きますが、前田大然のスプリントデータに注目していきたいです。



おまけ

マルコス・ジュニオールと一緒に繰り出した「かめはめ波」のパフォーマンスがとても不慣れな様子だったことも話題になりました。

実は「ドラゴンボール」を見たことがないという事実が発覚。

なるほど、98年生まれの22歳。

「ドラゴンボールZ」が放送されていたのは96年1月まで(Wikipeidaより)。

これがジェネレーションギャップ…