狙いが明確だった事が、試合の入りの差を生んだ。
前からプレスしたい鳥取さんだったが、2トップで3バックをどう見るかと様子を伺ってた時にCB牟田選手のロングボールから開始早々失点してしまった。後ろからの攻撃が岩手のハイプレスの餌食となり、1Qは思い通りの展開とならなかった。
2Qになって、ボランチ新井選手がDFラインに下りて世瀬選手が1枚になる形に対し、岩手は2点をリードした事もあって、後ろで構える形が多くなり、永島選手を投入しSHの位置から内側に入ってきた事も相まって、ボランチがスペースを空けるのを恐れ世瀬選手が空く形となり、アメフトのクォーターバックさながらの縦パスを中央に出されてしまった。
後半は、岩手も警戒を強めた事と、サイドの突破に特徴のある選手に替えた事で、なかなか中央を攻略する事ができなかった。スタメンの所も含め、この日はサイドを攻略の狙いとしていたのかなと思う。小田垣選手が前半途中で負傷交代した事もあるが、もう少し中央突破にこだわってもよかったのではないかと思う。
岩手としては、熊本さん富山さんが採用する3バックアンカーシステムに対し後手を踏んだ前半戦の経験がある。後ろが余っているから大丈夫と見るか、対策を考えるか見てみる事としよう。
この日1番パスを出したブレンネル。FWが1番というのは珍しい。試合終盤の時間帯で稼いだという事もあるが、パスを受けられたというのが要因だろう。あとはサイドで受けてからいかにゴール前に顔を出せるかという所になる。
後半戦はずっと4バックのチームだったが、今後は5バックのチームとの戦いが多くなる。攻撃の生命線である彼を当然潰しにかかるだろう。そこで今までのように起点となれるか。
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2021/10/13 22:20
正直、あの時間帯で2点差が付くと思っていなかったので驚きましたが、やはり試合開始直後のところの差が「得点」という形になったことでそういう展開になったのかなと思います。
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TK
2021/10/17 13:49
入りの重要さを改めて知った試合となりました。鳥取さんにとっては不運とも見られる両失点でしたが、狙いをもったプレーで得点できた事は、自信になると思います。
「惜しいシュート」どまりだったらまた違う展開になったかもしれませんね💡
野澤 大志ブランドン選手の連続セーブと、終盤のブレンネル選手の時間の使い方は素晴らしかったですね👏